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TCT JAPANレポート!

TCT JAPANレポート!

先日、東京ビッグサイトにて開催されました『TCT JAPAN』。

工業製品などを作られている方のご来場が多く、いつものサインディスプレイの展示会とは少し違った内容の展示会となりました。

会場内では、大小さまざまな3Dプリンターが展示されており、活気あふれる展示会でした。

写真撮影がNGの所も多かったので、セルカムのブースのみのご案内にはなりますが、是非ご覧ください。

『Massivit5000MAX』実機展示!


今回、セルカムは大型3Dプリンターの『Massivit5000MAX』の実機展示を行いました。以前より販売をしております『Massivit1800/1800Pro』の上位モデルの位置づけです。

Massivitのプリント方法は、UVランプで硬化する特殊なアクリル系樹脂を積層するタイプの3Dプリンターです。最大の特徴としては、大型のものを短時間で作成することができる点にあります。

3Dプリンターといえば、デスクトップタイプの小型プリンターを想像される方が多いかと思いますが、用途によっては大型の3Dプリンターも存在します。Massivitは、W1,450mm×D1,110mm×H1,800mmのワークサイズの中であれば、複雑なデータであっても短時間でプリント可能です。それ以上のサイズのものは、分割してプリントして合体することも可能。

『Massivit5000MAX』の特徴


今回実機展示をさせていただきました『Massivit5000MAX』は、2つのヘッドを搭載したタイプのMassivitとなります。1つ目のヘッドは、積層造形用のGELを入れることができます。もう1つのヘッドは、水で分解する性質を持った『Dimengel WB』を入れることができるタイプとなります。

通常の造形の他に、型を作ることも出来るこちらのモデルは、自動車業界や、船舶業界などでも導入が進んでいるそうです。

『色々な種類のgel』


Massivitのシリーズで使われているUV硬化型のアクリル系樹脂『Dimengel』。色々な特徴を持ったgelがあるので、ユーザーの用途に合わせて選ぶことができます。

通常の乳白色カラーの『Dimengel 100』。高精細出力用の『Dimengel 110』コスト重視の『Dimengel 90』。透明色の『Dimengel 300』ABS並みの硬度を持つ『Dimengel 400』。難燃性の性質を持つ『Dimengel 20-FR』。水で分解する『Dimengel WB』。などがあります。

さらにMassivitの最上位機種『Massivit10000』シリーズでは、硬質のエポキシを主とした『CIM500』。難燃性の特性を持つ『CIM84』などがあり、用途に合わせて様々な使い方ができるのが特徴です。

NOBLESSEさん・hitech-resinさんとのコラボレーション展示


カスタムカーパーツの設計製造販売を手掛けるNOBLESSEさん&hitech-resinさんとのコラボレーション展示を行いました。エアロパーツなどの本製品を作るにあたって使用した3Dデータをお借りして、Massivitで出力するデモンストレーションを実施しました。

エアロパーツなどの新製品開発などで、試作品を短時間で作成することができるMassivitの利点を生かした展示となりました。

Youtuberとしての顔を持つNOBLESSE代表 窪田様による撮影も行われ、魅力を存分に語っていただきました。

造形のご相談は『有限会社大久保工芸』まで!


展示会場でもひときわ注目を浴びていた立体造形。今回展示作品の多くを作成いただきました『有限会社大久保工芸』様。

もともとは従来通りの発泡スチロールを削り出す方法での立体造形を得意としている会社ですが、4年前にMassivitを導入いただき、3Dプリンターでしか作成できないデータや、短時間で仕上げたい作品など、色々なものをプリントされています。

立体造形など、ご相談事がございましたら是非お気軽にご連絡ください。

『3DデータスキャナーFacTrans for Full Body』の展示


3Dプリンターには3Dデータがつきものということで、今回はミマキエンジニアリングのご協力で、全身を短時間でスキャンできるスキャナー『FacTrance for Full Body』の実機展示を行いました。来場者の方にスキャナーの中に入っていただき、実際にスキャニングのデモンストレーションを実施。94個のカメラを使用して一度に360°スキャニング。時間にして約5秒で撮影終了。非常に短時間で撮影ができるので、ペットなどの撮影もできます。

また、全身スキャナーとしては非常にリーズナブルな価格設定。セルカム東京支社にもデモ機を置く予定となっておりますので、設置されましたら改めてご報告いたします。

まとめ

今回出展させていただきました『Massivit5000MAX』は、東京大田区の、セルカムワークフロースタジオにて常設展示しております。製品にご興味のある方や、サンプル出力をしてみたいという方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください!

【Massivit製品ページ】