大判プリンタ、カッティングマシン、メディア等の機器・資材販売|セルカム株式会社

ZUND Q-Line

Zünd Systemtechnik AG(本社:スイス)は、2023年4月19日付で新製品「Q-Line」を発表しました。
Q-Lineは2008年発売開始の第三世代マシンであるG3シリーズ以来15年ぶりとなる新開発のカッティングマシンとなります。
本製品は従来機との置き換えではなく、インダストリアルレベルでの生産性、クオリティを追究するための新機軸のマシンとなります。
従来機の第三世代マシンであるG3/S3/D3/L3は今後も引き続き販売および新製品開発が継続されます。

最大2.8m/s、異次元の機械速度

Q-Line のまったく新しいマシンコンセプトは、カットパフォーマンスを再定義します。

ボディ筐体を安定性の高いミネラル キャスティング(特殊なコンクリート)で作り、新しいリニアドライブ、炭素繊維強化プラスチック製のビームなど

新しい機械コンポーネントが組み合わさる事で、最大 2.8 m/s の驚異的な機械速度を実現します。

ミネラルキャスティングが実現する、高パフォーマンス

新しい Q-line 下部構造は、安定性の高いミネラル キャスティングで作られています。あらゆる負荷レベルに対応でき、非常に高速であっても、非常にスムーズな操作と最高の切断精度を保証します。

ビームは炭素繊維強化プラスチック(CFRP)でできているため、非常に軽量ですが強固です。これは、要求の厳しい材料でも最高速度と最高品質レベルでカットできることを意味します。


世界基準の安全管理

Q-Line には、ユーザーの安全性をより重視する機能が搭載されています。

Zünd は安全性を十分に考慮し、Q ライン カッターの洗練された安全コンセプトを開発しました。

自動的に下降する保護スクリーンは、生産中のアクセスを防ぎ、作業エリアをはっきりと見ることができます。

ライト カーテンは追加のバリアを作成し、ビームの両側にもライト バリアがあり、処理中にアクティブ化し、

突き出た材料のエッジをタイムリーに検出します。

オートツールチェンジャー

Q-Lineは全てのツールがオートチェンジに対応しています。

新しいツール マガジンには合計 7 つのスロットがあり、

これにより、機械の稼働率を最大化し、無人運転時間を大幅に延長するために、事前にツール設定を計画することができます。

ツールの切り替えに関連する手動操作は最小限に抑えられます。

統合された DMC スキャナーは、ツールの種類と場所を自動的に検出します。

その結果、特定のジョブにツールを手動で割り当てる必要がなくなり、不適切なツールの割り当ては過去のものとなりました。

直感的な操作

Q-Lineは従来の操作パネルを廃止し、オールインワンのワークステーションを採用しました。

カッターの操作とジョブの準備等を全て1台のタッチパネル式PCで行います。
ジョイスティックを採用し、より操作が簡単になっています。
ワークステーション本体は人間工学に基づいて様々な箇所が調整可能です。

ツールマネージャークライアント – TOMAC

Q-Lineはより明確により使いやすくツールと刃物の管理が可能です。

その刃物をどのツールでどう使ったかが可視化され、その寿命に沿って可能な限り最大限に活用できます。
またツールマガジンに現在どのツールとインサートが装備されているかを常に把握できます。
ナイフの摩耗を予測できるため、新しい作業を開始する前の早い段階で交換できます。
TOMACは製品の最終品質の向上、廃棄物の削減の可能性を高めます。

カッターサイズラインアップ

2023年現在は3機種となります。

  • Q 18-32 D

 ワーキングエリア: 1800 x 3200 mm

  • Q 22-32 D

  Working area: 2270 x 3200 mm

  • Q 32-32 D

  Working area: 3210 x 3200 mm


今後はダブルビームだけでなくシングルビームや、様々なカッターサイズが展開されていく予定です。