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Roland新型溶剤XP-640特集

Roland新型溶剤XP-640特集

【新製品Roland XP-640】

販売開始と同時に、なかなかの勢いで売れているRolandの新型溶剤プリンター【XP-640】。製品発表会の際に、色々と詳細を聞いてきましたので、製品のポイントをまとめてお伝えいたします。

【ポイント①遂に出た!溶剤レッドインク】

今まで、溶剤のレッドインク搭載プリンターといえば、EPSON SC-S80650だけでしたが、新型の【XP-640】では、そのレッドインクを搭載しており、明るいオレンジから朱色、そして濃い赤のゾーンの色域が今まで以上に広がりました。

レッドインクを搭載したことにより、写真印刷などのプリントにおいて、今まで以上に明るい表現が可能になりました。

【ポイント②Roland独自のグリーンインク】

Rolandの溶剤といえば、グリーンインク。溶剤で唯一グリーンインクを搭載しているメーカーなので、これにより色域の広がりが赤だけではなく、緑の領域にも広がりレッドとの相乗効果で、溶剤プリンターの中でも最大の色域を持つプリンターが登場したというわけです。

【ポイント③LcLmの代わりに特色で補う】

プリントヘッドのインクの並びが、従来機とは異なる配列となります。これによりインク使用量を減らし、少ないパス数で滲みにくく、高品質な印刷ができるようになりました。

まずは奥側のプリントヘッドでC/M/Y/Kのベース色を印刷します。そのあと、手前側のプリントヘッドで特色Re/Gr/Or/Lkを重ねるようにプリントします。これによりインク使用量を減らしながらも、きれいに印刷することができるようになったそうです。

【ポイント④最高解像度が溶剤ナンバー1】


他社製品も含め、現在一番高い解像度で出力できるのが【XP-640】。1200×1800dpiの解像度で出力することで、きめ細やかな表現が可能となります。

高解像度の出力が可能という事は、画質においてシビアな判断をされる会社様にもご満足いただけるのではないでしょうか?

【ポイント⑤VersaWorks 6はプロファイルが豊富】

出力の際に選ぶことができる豊富なプロファイル。どのメディアに対して、どのプロファイルを選べばいいの?と考える人は多いはず。VersaWorks 6では、どのように印刷したいかを選ぶことにより、だれでもイメージ通りのプロファイルを選択することができます。

はじめてプリンターを導入する方で出力前のイメージがしやすいRIPなのではないでしょうか?

【ポイント⑥メディアの取り付け・ミシン目カット】

プリンターへメディアをセットする際、バキュームで吸ってくれるのでメディアの蛇行が最小限に抑えられます。

また、出力のデータが終わったタイミングで、真横にミシン目カットを入れる機能が付いています。夜中など、ロングランで出力したメディアを翌日出力データごとに切り出していくのは結構大変。

この機能があれば、データごとにミシン目カットを入れてくれるのでその後の作業が非常にはかどります。

【ポイント⑦7インチタッチパネルで操作性抜群】

最近のプリンターの主流になりつつあるタッチパネル。Rolandでは、順次タッチパネル式に変わりつつあり、その操作性や、出力が終わるまでの時間の目安が表示されるなど、欲しかった機能がどんどんついている印象。

自動軸併せの機能も付いており、画面での操作は非常にシンプルでタッチの感度も上々でストレスなく動かすことができます。

【ポイント⑧イニシャルコストが業界一?】

これはしっかり測定しないとわかりませんので断定はできませんが、インクの㏄単価が1cc辺り20円と他社メーカーと比較しても安いことが分かります。それに加え、保守加入であれば、洗浄液やクリーンスティックなど、他社では有料のものがサービスでついてくるので、実質かかるのはインク代・メディア代・電気代のみ。

それに加えインク使用量を抑えつつも高発色を可能にしたXP-640。

ユーザーとしてメリットが非常に多いプリンターなのがうかがえます。

【他社製品比較】

インクコスト・低パス数で出力が可能になる高解像度・インク量の節約・他社プリンターより広い色域などの比較を行っておりました。他社製品の事になりますので、詳細は営業までとさせていただきます。

【まとめ】

 

溶剤プリンターはこれ以上進化しないのではと長年言われ続けてきましたが、この定説をくつがえしてきたRoland【XP-640】。いろいろな展示会でお目にかかる機会が増えると思います。是非その際はその実力を体感してください!