大判プリンタ、カッティングマシン、メディア等の機器・資材販売|セルカム株式会社

イベント

【開催レポート】テキスタイルを新次元へ押し上げる!Kornit Atlas MATRIX特別オープンハウス!

【開催レポート】テキスタイルを新次元へ押し上げる!Kornit Atlas MATRIX特別オープンハウス!

誰もがクリエイターになれるこの時代、小ロットから印刷ができるオンデマンド印刷が注目されています。中でもオリジナルTシャツは、様々なイベントで販売されています。


オペレーターによる手作業も多い印刷業界は、コロナ禍にデジタル化が大きく進みましたが、最後に残されていたフィールドはファッション・テキスタイル業界でした。そして今回、テキスタイル印刷のデジタル化を一歩先へと前進させるKornit Atlas MATRIXが日本に初上陸!


今回は、セルカムがKornit社と合同主催した、Atlas MATRIXお披露目会のレポートです!テキスタイルの可能性を新次元へ押し上げる、DigiBlockerやQ-FIXのテクノロジーについてお届けいたします。

Kornitの最新プリンター、【Kornit Atlas MATRIX

 










DTGとDTF、二兎を追って二兎を得る

これまでのDTGとDTFは、それぞれ別の機体で行うものでした。そのため、例えば全面にDTF、ワンポイントでDTGでプリントする際の色合わせがしづらいことが難点の一つとして挙げられます。

Atlas MATRIXはDTFとDTGを一つの機体に統合し、綿、ポリエステル、混紡素材とメディアを選ばないワークフローを実現可能にしました。

DTFとDTGが同じ機械でできることで、メソッドを跨いだシームレスな制作がしやすくなりました!


厚盛り印刷を可能にする速乾前処理剤Q-FIX

 

 





























Q-Fixとは、Kornitが開発した速乾性の前処理剤です。通常、前処理剤は英語でpre-treatmentと呼ばれていますが、Kornitは瞬間的に固定される、という意味を込めてfixationと名付けています。

Q-Fixはその名の通りインクに触れた瞬間に固まることから、テキスタイル上への厚盛りを可能にしました!

Kornitユーザー企業のサンプル出展もあり、来場者からは1枚厚盛りプリントするのにどのくらいかかるのか?と質問も出ました。東京の地下鉄路線図が印刷された上の画像は、Kornitが制作した5層の厚盛りプリントですが、オペレーターの方によると5層印刷するのに2分半程度しかかからなかったとのことです。
厚盛印刷がこの速さでできると、ビジネスの可能性が広がりますね!

DigiBlockerのテクノロジーでポリエステルの再昇華を防ぐ

 










Kornitは、粉砕されたカーボンを液体化した特殊なインクを使用することで、ポリエステルに印刷されたインクの再昇華を防ぐDigiBlockerの技術を開発しました。

上記写真は、左側がDigiBlockerあり、右側が無しでポリエステル上に印刷したサンプルです。右側のインクは地の赤色が浮き出てしまっています。しかし、左のDigiBlockerありの印刷は、ホワイトの鮮やかさを保っています!
特にチームスポーツをされる方向けのユニフォームは、背番号が鮮明であると敵味方の判別がしやすいですね。



DigiBlockerとQ-FIXの仕組み

 










Atlas MATRIXにはキャリッジが2つ存在します。機体の前方(写真では右側)にあるキャリッジがCMYK、後方(写真では左側)のがホワイト用のキャリッジです。

印刷時には、始めに後方で白版を印刷し、次に前方でカラー印刷をする2工程に分かれます。


 










 










左上画像から前処理後、右上が白版印刷後、そして左下がカラー印刷後の写真です。


Atlas MATRIXでは、

前処理レイヤー
DigiBlocker + ホワイトレイヤー
白版のレイヤー(同時にQ-Fix)
カラー印刷のレイヤー(同時にQ-Fix)

に分けて印刷することで再昇華防止や厚盛印刷のテクニックを可能にしています!


MATRIX Padでオペレーションをスムーズに

 










上記写真は、MATRIX Padと呼ばれる印刷時のTシャツ装着部分です。近くで見ていただくと、細かな凹凸があることに気づきます。

従来のパレットは表面がフラットであったため、パレットに張り付いて取り外しづらい素材がありました。しかし、MATRIX Padには凹凸が備え付けられていることで簡単に生地を取り外し、スムーズにベーキング過程へと移ることができます。

Atlas MATRIXを分解!ケーススタディセミナー

 










Kornit本社のタリさん、Kornit Japanの須貝さんをお招きし、Atlas MATRIXについて迫るセミナーを開いていただきました。2日間多くの方々が来場され、セミナールームは連日満室でした!

セミナーの中でも前述の速乾前処理剤、Fixation及びQ-Fixを使用したビデオには、会場からも感嘆の声が漏れていました。

セミナーでは質疑応答の時間を設け、その後もタリさんや須貝さんに直接質問される参加者の方々もいらっしゃいました。

終わりに

Atlas MATRIXが描くDTF・DTGプリントの新世界、いかがでしたか?

Kornitは、これまでもDTG及びDTFプリンターを生産・販売してきました。Atlas MATRIXの販売開始に伴い、これまでのラインナップを一新し、Kornit Atlas MATRIXとKornit Apollo Printerの2種類のみの取り扱いになります。

Atlas MATRIXの新たなテクノロジーにより、テキスタイルは見て楽しい、触れて楽しい2.5次元へと進化します。ファッション・テキスタイルのオンデマンドプリントに革新的な技術とスピードをもたらす本製品、気になる方はお気軽にお問合せください!