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生産性1.8倍の秘密とは? UP-T社の工場で最新DTGプリントを見学&レポート

生産性1.8倍の秘密とは? UP-T社の工場で最新DTGプリントを見学&レポート

5月中旬。弊社でも様々な展示会に向けた準備が本格化する時期となりました。 そんな中、UP-T(丸井織物株式会社)様、Kornit Digital社、そして弊社による合同イベント「UP-T Production Innovation Showcase」が石川県金沢市にて開催されました。

今回は、UP-T社が保有する生産工場へ足を運び、Kornit Digital社のDTGプリンターが稼働する生産現場を実際に見学してきましたので、その様子をレポートとしてお届けします!


「お客様の声」から生まれた最新鋭のプリント設備

イベント前半のプレゼンテーションでは、UP-T(丸井織物株式会社)様よりKornit社プリンターの導入経緯についてお話しいただきました。


UP-Tは、1点からオリジナルグッズを制作・販売できる大人気のオンデマンドプリントサービスを展開しています。その圧倒的な生産基盤を支えている中核システムの一つが、Kornit Digital社のDTGプリンター【Atlas MAX】シリーズです。

導入のきっかけは、現場に寄せられていた「お客様の声」だったそうです。 従来のDTGプリントでは、熱プレスによる「前処理剤の跡(枠のような型)」が残ってしまうという課題があり、アパレルや芸能関係のお客様から改善の要望が多く寄せられていました。そこで、プリントデータに合わせて必要な箇所にのみ前処理液を吐出できるKornit社の技術を導入。これにより前処理の跡がなくなり、DTGならではの柔らかな風合いと高い表現力を両立できるようになりました。

さらに、ポリエステル生地へのダイレクトプリントで課題となる昇華移行についても、【DigiBlocker】技術により専用インクを層にすることで、そのリスクを大幅に軽減する工夫が施されています。また、【XDi】テクノロジーによりインクを重ねる厚盛りプリントが可能になり、立体感のある3D効果を活用することで、刺しゅうや織物を思わせる豊かな風合いを表現でき、プリントの可能性がさらに広がっていることを実感しました。


他の手法と比較すると…
・従来のDTGで必要だった前処理工程が不要
・DTFで必要なパウダー塗布工程が不要
・昇華プリントで必要な転写紙への印刷やプレス機による転写工程が不要

このように、各プリント方式で発生する手間のかかる工程を省略しながら、それぞれのメリットを取り入れている点が大きな特長です。まさに各方式の「いいとこ取り」を実現したプリンターといえるでしょう。


そして今回、事業成長に伴い後継機のDTGプリンター【Atlas Max Poly】と【Atlas Max Plus】へ大規模な入れ替えを実施し、品質と生産スピードがさらに向上したとのことです。


いざ、圧巻の工場見学へ!

後半はいよいよ工場見学です。巨大な工場が立ち並ぶ光景はまさに圧巻。用途や素材に応じて設備が最適に使い分けられていました。

【Atlas Max Poly】

工場の入口を入り、角を曲がるとドーン!と何台も構えておりました。本体サイズは2500×3300×1800mmと、乗用車1台分にも迫るほどの存在感です。

操作は驚くほどシンプルに設計されており、
①QRコードでプリントデータを読み取る
②Tシャツをセットして印刷ボタンを押す
③印刷されたTシャツをコンベア乾燥機に通す

たったこれだけの工程で、前処理特有の目立つ跡も残りません。さらに色域が広がっているため、ベタ塗りのようなパキッとした柄でも、滑らかなグラデーションでも綺麗に表現できます。印刷スピードもDTGプリンターの中ではトップクラスです。


【Atlas Max Plus】


基本操作は【Atlas Max Poly】 と変わらない操作感で使用できます。こちらはコットンなどの幅広い素材に対応する汎用性の高いモデルです。1時間あたり最大125枚も印刷でき、従来比1.8倍と圧倒的に生産スピードが上がりました。UP-T社で働いているKornit社のプリンターを使いこなすベテラン社員さんのご協力を得て、実際にプリントしている様子をお届けします。(一部モザイクをかけております)


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社員の方のお話によると、新機種への入れ替え後は、生産量が体感で約1.3倍に向上したそうです。また、印刷精度も向上しており、生地にシワがある状態でもプリント位置のずれが発生しにくくなったとのことでした。生産性と品質の両面で進化を遂げていることがうかがえました。

【Presto Max】

最後に、工場内で最も大きなプリンターである、【Kornit Presto MAX】を見学しました。ロール状の生地に直接プリントできるダイレクトファブリックプリンターで、現在は着物の柄や靴のアッパー部分などへの活用も視野に入れながら、さらなる表現の可能性を広げるための研究・開発が進められているそうです。今回は特別にデモンストレーションも実施していただき、その高い表現力や技術力を間近で見ることができました。

多様なニーズに応えられるヒミツ

工場内を進むと、Kornit社の機器だけでなく、他社製のDTGプリンターやDTFプリンター、昇華転写プリンターなど、多様な機材がずらりと並んでいました。


さらに嬉しいことに、弊社で取り扱っている円筒形状向けUVプリンター、INKCUPS社の【HELIX+】も導入され、生産の現場でしっかりと活躍していました!

他にもDTG、DTF、昇華転写、UV印刷など、これほどまでに多様なプリント方式を適材適所で組み合わせた生産体制が構築されているため、お客様のあらゆる要望応えることができます。


総括

プリント市場では、小ロット・短納期・高品質への要求がますます高まっています。今回の見学を通じて、こうしたニーズに応えるための技術革新が着実に進んでいることを実感するとともに、今後のプリントビジネスの可能性を改めて感じる機会となりました。

今回ご紹介したプリント技術や設備についてご興味をお持ちの方、導入をご検討中の方は、お気軽に弊社までお問い合わせください。