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水も手間も大幅カット!素材を選ばない次世代プリントシステム「TRAPIS」内覧会レポート

水も手間も大幅カット!素材を選ばない次世代プリントシステム「TRAPIS」内覧会レポート

5月27日(水)・28日(木)の2日間、MIMAKI「TRAPIS」とKLEVERIK「GTC111-2000T」の特別お披露目会を、Work Flow Studio(セルカム東京)で開催致しました。

本記事では、本製品の画期的な特徴や、従来の捺染技術との違いも含めて、内覧会の様子をレポートします。


これまでの捺染って…?

  • 完成までに時間がかかる

生地の前処理、糊付け、プリント、蒸し、水洗いなど、非常に多くの工程が必要です。


  • 環境への負担が大きい

水洗いの工程で大量の水を消費するため、深刻な廃水問題が伴います。


  • 職人の高度な技術が必要不可欠

全ての工程を正確に行うには、長年の経験や専門知識を持った職人が必要です。


  • 全体的に大掛かりで負担が大きい

時間、環境、技術のすべての面で、非常に手間のかかる作業でした。


TRAPISがもたらす革新

   










これらの課題を根本から解決できるのが、MIMAKI社の捺染顔料転写プリンター「TRAPISです。

TRAPIS」最大の魅力は、その手軽さと圧倒的な環境性能です。従来は必須だった面倒な前処理や糊付け、そして専門知識が一切不要になりました。また、蒸しや水洗いの工程を丸ごとカットできるため、廃水を大幅に削減。サステナビリティが強く求められる現代のビジネスニーズに完璧にマッチした、地球に優しいプリントシステムです。

本機は顔料インク専用転写紙を使用した転写プリント方式を採用しています。

従来の染料プリントでは、綿には反応染料、ポリエステルには昇華染料といったように、生地の成分に合わせてインクや設備を変える必要がありました。しかし「TRAPIS」なら、専用転写紙を用いることで素材を選ばずにプリントが可能です。多種多様な生地へのデザイン展開が、これ一つでシームレスに行えます。


導入・運用にあたっての重要な留意点として、転写時の「圧力」が挙げられます。本システムは顔料インクを使用しているという特性上、プレス機で生地にインクを定着させる際、通常の転写工程よりも強い圧力が必要となります。内覧会でも実演を交えて説明させて頂きましたが、その圧力こそが美しい仕上がり、高い堅牢度を実現するための鍵となります。

内覧会では、その「TRAPISを成立させるための必須ピース」であるKLIEVERIK社の転写機「GTC111-2000T」も実機展示させて頂きました。


KLIEVERIK「GTC111-2000T」


    










前述の通り、顔料インクの転写には非常に強い圧力が必須です。

「GTC111-2000T」は、この高い要求に応える高圧力仕様を実現しています。 この強い圧力を生地に対して均一にかけ続けることで、初めて顔料の転写ムラ定着不良を抑制でき、TRAPIS本来の鮮やかな発色を製品として成立させることができます。


顔料転写において、圧力と同等に重要なのが「温度」です。 本機は大型のオイルドラムを採用しており、ドラム表面の温度を常に一定に保ちます。この圧倒的に安定した温度管理高圧力が組み合わさることで、長時間の量産稼働でも色ブレのない均一な仕上がりを担保します。

また、強い圧力をかける際、生地を引っ張る力まで強くなってしまうと生地が変形してしまいます。 本機は、強い圧力をかけつつも、生地を引っ張る力は最小限に抑える低テンション設計を採用しています。これにより、薄手の生地や伸縮性のある素材であっても、負担をかけずに転写が可能となります。

「素材を選ばない」というTRAPIS最大のメリットを、この転写機が裏で支えています。

実際に仕上がりの風合いはどうなの???

内覧会では、混紡の布生地から椅子や傘まで、非常にたくさんのサンプルも展示させていただきました。実はアパレル製品だけでなく、雑貨、小物、ホームテキスタイル(ソファカバーなど)の印刷にも最適なんです。


私自身、実際にクッションのサンプルを触ってみて驚きました!!
DTFプリントのようなしっかりとした発色と存在感がありながらも、想像していたような特有のごわつきがなく、生地に馴染んでいるような感触でした。


    















TRAPISはパウダーを使わず顔料を定着させるため、生地本来の柔らかい風合いや手触りを損ないません通気性もしっかり保たれるため、衣服全体へのプリントも◎


今回の内覧会には、幅広い業界から多くの方にご来場いただきました。来場者の方からは「顔料なのに、これだけしっかり定着して色落ちしないのか!」といった驚きの声や、「コットン素材に転写できるのはビジネスの幅が広がるのでは?」「この自然な風合いなら、ハイブランドのような高級商材も作れるかも」など、期待の声も上がっており、新しいビジネスに参入できるチャンスとして考えてくださる方々が多く見られたような印象でした。


他の展示機レポート

昇華転写プリンター【TS330-1600

  • 驚異のスピードで高生産性を実現: Draftモードで69 m²/hという非常に高速なプリント速度を誇り、短納期や大量生産の現場において抜群のパフォーマンスを発揮します。

  • 蛍光カラー対応でデザインの幅を拡大: 通常のカラーだけでなく蛍光カラーにも対応。スポーツアパレルや目を惹くグッズ制作などにおいて、ひときわ鮮やかで高品質な発色を実現します。


HORIZON社 自動熱プレス機【TP700A 22L】

  • 「垂直落下」構造で圧力が均一: 熱板が斜めではなく垂直に下りる設計のため、生地に対してプレス圧のバラつきが一切出ません。転写不良を防ぎ、優れた安定性を保ちます。

  • 迷わず使えるシンプル操作: 温度設定、時間設定、圧力設定といった各種コントロールパネルが非常にシンプル。熟練のスタッフでなくても、直感的にミスなく高品質なプレス作業が可能です。


終わりに

今回の内覧会では、MIMAKI「TRAPIS」とKLIEVERIK「GTC111-2000T」の組み合わせが実現する次世代の転写技術を、多くの皆様に直接体感していただくことができました。

環境負荷を抑えながら高い品質を叶える、まさに「革新的」と呼ぶにふさわしいプリントシステムの誕生です。


すでにアパレルやグッズ事業を展開されている方はもちろん、他業種から新たなビジネスチャンスを模索されている方にとっても、この素晴らしい技術が大きな武器になるはずです。


「自社の素材で試してみたい」「導入に向けた具体的な相談がしたい」など、少しでもご興味がございましたら、ぜひお気軽にセルカムまでお問い合わせください。皆様からのご連絡を心よりお待ちしております!