イメージ・マジック新製品お披露目内覧会レポート!
4月13日(木)14日(金)の2日間で開催されました、株式会社イメージ・マジック様の新製品お披露目会へ取材しに行ってまいりました。
以前セルカム東京支社も入居していた五反田のTOCの会場にて行われました。懐かしい思い出も多いビルです。
特設会場の13階ホールに到着するとまず目に飛び込んできたのは、DTFカッティングマシンの【DTTS-CT60】。
【DTTS-CT60】
今までありそうで無かったDTF用のカッティングマシン。出力・ベーキングを終えたシートをカッティングマシンにセットしトンボセンサーでトンボを読み込みカットします。
ベルトコンベアーシステムになっているので、連続運転が可能です。輪郭カットはもちろん、位置合わせがしやすいように四角くカットすれば位置合わせも簡単に行えます。
●ワークサイズ
シートの加工範囲は610mm×900mmとなっており、標準のDTFフィルムは問題なくカットできます。
●インターフェイス
USBメモリ&USBタイプBの2種類。
●電源
単相200V 別途コンプレッサーが必要。
●選べるツール
ハーフカット・スルーカット・ペンプロットをツールを交換することで使うことができる。軸は1軸なのでステッカーのカットなどで加工を組み合わせる場合は都度ツールを交換することで使うことができる。
●ロール取り付け
印刷したロールを背面に取り付けることが可能で、大量にデータを流しても安心。
●フェルトベルトコンベアー
加工後の製品をベルトコンベアーで搬送し、回収の手間を軽減することできる。
●DTF以外の用途
ベルトコンベアー式のカッティングマシンなので、ステッカーカットや、紙器パッケージのサンプル作成や、軟包装のカットなどにも使用可能。
●操作方法
CorelDRAWプラグイン対応。illustrator非対応。
【DTTS-P602】
現行機種の600Seriesの高速モデルの位置づけのDTFプリンター。プリントヘッドを4つ搭載し、今までのモデルよりもより早く印刷することが可能で、そのスピードに対応した炉長の長いバインダーをセットでご提供します。
●カラー
C/M/Y/K/Wの5色構成。
●プリントヘッド
カラー2発・ホワイト2発の計4発ヘッド搭載。
●対応メディア
ロールタイプ 最大幅600mm
●電源使用
単相200V
●RIPソフト
中国語・英語対応
●印刷速度
4・6・8Passからの選択。6Passで約20m/1hと、DTFプリンター最速を誇る。
【DTTS-BF602】
DTTS-P602に合わせた炉長の長いバインダー。高速印刷にも対応できる長さで、糊が溶かしきれないなどの心配がない。
●対応メディア
ロールタイプ 最大幅600mm
●電源使用
単相200V 4000W
【まとめ】
【DTTS-602Series】は、とにかく早く白の濃度も濃く出すことができるので、大量生産はもちろん濃色ボディーへの貼り付けでも地の色を拾いにくく美しい仕上がりになります。炉長も長いシェーカー付きバインダーは糊の定着をじっくり行えるのでTシャツへの圧着不足の心配も少ないです。
ただ一つ問題なのは、印刷が早すぎるのでそのあとのカットが大変です。いくら印刷が早くても従来通りハサミで切りだしていてはせっかくのスピードが無駄になってしまいます。
そこで今回一緒に発表されたDTF用カッティングマシンが生きてきます。サイン&ディスプレイの業界でも問題になるカットの手間問題。カットも高速で処理できれば大量生産も可能です。
プリント&カットまではワークフローでつながったので、次は熱プレスが待っていますので、そこを短縮できるような【クイックプレスパウダー QPP】※今自分で名付けました。なるものが出てきたらさらに伸びる業界になるのではないでしょうか?
ご対応いただきました新町部長も仰られていましたが、イメージ・マジック様で受けている仕事も、トナー転写の仕事がほぼゼロになったそうで、代わりにDTFでのお仕事が一気に増えたそうです。
実際にトナー転写ユーザーのリプレイスも多い様で、間違いなく伸びる業界との事です。
【DTTS-CT60】に関しては、DTFだけではなく、ステッカーカットや、ラバーシートなどのカットもできます。また、盤面の大きさも他社にはないサイズなので魅力的です。
個人的には紙器パッケージユーザーや、軟包装ユーザーに刺さるのではないかと思います。今はCorelDRAWプラグイン対応ということで、llustratorには非対応。そこはillustratorユーザーが多い業界なので、今後対応してくれることを期待したいです。
DTFプリンターの導入をご検討のお客様は、是非経験豊富なノウハウを持ったセルカムまでお問い合わせいただければと思います!