【イベントレポート】ミマキエンジニアリング創立50周年「アニバーサリープリンティングフェア」
先日、東京有楽町の国際フォーラムにて、株式会社ミマキエンジニアリング様の創立50周年記念イベント『アニバーサリープリンティングフェア』が開催されました。
ミマキエンジニアリング様、創立50周年誠におめでとうございます! 半世紀にわたり、ペンプロッターの開発から始まり、インクジェットプリンターやカッティングマシンなど、常に業界を牽引してきたリーディングカンパニー。私たちが日々目にする街中の印刷物の中にも、同社の製品でプリントされたものが溢れています。
セルカムとのお付き合いは、弊社創業当初の1988年から数えて37年。今回は、そんな同社を支えてきたユーザー様を招待し、交流や新たなビジネスのきっかけを作る場として企画されました。

会期は1日という限られた時間でしたが、会場を回った中で、私個人の視点で特に注目した出展者様をご紹介します。
2次元のイラストを立体に!「株式会社ポプルス」様
3Dプリンター『3DUJ-553』や『3DUJ-2207』を駆使し、ハイクオリティなフィギュア製作を行っている会社様です。
特筆すべきは、アニメキャラなどの2次元イラストから3Dデータを書き起こしてフィギュア化するサービス。 3D専任スタッフがお客様と細かなニュアンスを調整しながら作り上げる工程には、並々ならぬ情熱を感じました。
驚きのコストパフォーマンス 150mm×150mm×70mmサイズで、モデリング作業込みの90,000円〜という超低価格設定!
圧倒的な人気 この価格でオリジナルフィギュアが作れるとあって、現在は予約が殺到しているそうです。

立体写真館と最新の捺染技術「郡東京店(こおりとうきょうてん)」様
こちらは3Dスキャナー『Arcana FacTrans』と3Dプリンターを組み合わせた「立体写真館」事業や、最新の捺染顔料転写システム『TRAPIS』を活用した展開をされていました。
1. 高精度3Dスキャンによる「立体写真館」
97台のカメラで被写体を瞬時にスキャン。セルカム東京にも設置している『Arcana FacTrans』を使用し、細部まで精密なフィギュア作成を可能にしています。
2. 『TRAPIS』が広げる新たな可能性
いち早く『TRAPIS』と『Monti』の組み合わせを導入された同社。ブースには様々な素材への転写サンプルが並んでいました。
綿100%のタオル(繊細な毛並みを再現)
合皮のクッションカバーやナイロンバッグ
竹製の簾(すだれ)への転写(アイデアが光る逸品!)
試行錯誤を繰り返し、独自のノウハウで製品化へと繋げる姿勢は非常に熱く、今後『TRAPIS』の導入を検討されている方にとっても、心強い味方になってくれそうな会社様でした。

展示会を振り返って
今回のイベントを通じて感じたのは、従来のサインディスプレイ業界だけでなく、「グッズ・アパレル・3D」といった分野でプリンターを使いこなし、独自のビジネスを確立されているユーザー様が非常に多いということです。
当日は1,700名を超える来場者で、会場はまさにお祭り騒ぎの熱気でした。セルカムとしても、こうしたユーザー様の挑戦を支える一助となれるよう、今後も邁進してまいります。
ミマキエンジニアリング様の、次なる半世紀のさらなる発展と素晴らしい製品のリリースを楽しみにしております!
【この記事に関するお問い合わせ】 今回ご紹介した3DプリンターやTRAPISの実機、またサンプルにご興味のある方は、ぜひセルカム担当者までお気軽にお声がけください!





