FABEX2023出展レポート
4月12日(水)~14日(金)に東京ビッグサイトにて開催されました、【中食・外食業界の業務用専門展FABEX2023】に出展いたしました!サインディスプレイ業界の方ですとなじみの薄い業界ですが、当日の様子をレポートいたしましたので是非ご覧ください。
【ファベックス2023 東京】
中食・外食産業の機材や、食材などを展示している展示会で、世界中から展示会の視察に来場者が集まりました。厨房で使用される機械や、工場で使用される機械。はたまた店舗で使われるショーケースやいろいろな機械。そんなものが集まっている展示会です。
【セルカムブースの展示】
セルカムでは昨年から取り扱いを始めましたフードプリンターを2機種展示。可食シートに直接印刷するシートタイプの【SES-FPA4】。立体物に直接印刷できるフラットベットタイプの【SES-FBA4】。
【フードプリンターとは?】
お菓子やケーキなど、食品に対し印刷することができるプリンターで、インクジェット方式のものや、時にはシルクプリントなどが用いられます。【可食インク】という食べても害のない原料からできているインクを使い印刷することで食べ物に付加価値をつけることができる面白いプリンターです。
【可食インクとは?】
文字通り可食。食べる事ができるインクで、【合成着色料】【天然着色料】という2種類のご用意をしております。それぞれ特徴があり、【合成着色料】は色がはっきりしているので鮮やかな表現が可能です。一方【天然着色料】は、植物などからとった色素をもとにしているインクなので、ナチュラルな色合いが特徴です。また、【天然着色料】は、【合成着色料】に比べ滲みにくい性質を持っているので、印刷後のインクが安定しています。
【合成着色料・天然着色料の向き不向き】
基本的には水性系のインクになるので、表面が水分を吸いにくい食品や、元の色が濃すぎるものには向きません。インクをはじいたり、色が映えないという感じです。一方、インクが吸いやすいマシュマロや最中、食パン、クッキーなどは非常に相性がいいです。
また、インクにより色合いが異なるので、パキッとした色合いを出したい場合は【合成着色料】が向いており、よりナチュラルな色合いで、元となる食品の色を生かすようなデザインをしたい場合は【天然着色料】が向いているといえます。ただ、インクにより向き不向きもあるので、まずはテストしてみることをお勧めします。
【シートタイプ SES-FPA4】
A4サイズのでんぷんなどから作られている特殊なシートに印刷し、ハサミなどでカットしてケーキなどの上に置くだけで、食品になじみます。イベントなどのデコレーションなどに最適なものが仕上がります。
操作は非常に簡単で、家庭用プリンターと同様にドライバー操作で印刷できます。通常の家庭用プリンターとはインクの色の発色が違うため、専用の【カラープロファイル】を充てる必要があります。
量が多い場合はカットが大変なので、A4サイズが加工できる卓上タイプのカッティングプロッターがオススメです。
【フラットベットタイプ SES-FBA4】
高さ30mmまでのものをセットできるカセットタイプのテーブルに、食品を並べ機械にセット。あとはお菓子の上に印刷するだけの簡単操作。プリンターの中に入ると、高さセンサーが働き高すぎるものに対して自動エラーを出しプリントヘッドを守ります。可食シートも印刷できるので、【シートタイプ SES-FPA4】の仕事も賄えます。同じようにプリンタードライバーを使って印刷をしますのでどなたでも導入日から生産できます。
【ベルトコンベアータイプ SES-CONV105】
印刷する量によっては工場の生産ラインに組み込むことが可能なベルトコンベアータイプ【SES-CONV105】のご用意もございます。1分間に約10Mほど流すことができる装置なので、大量生産をお考えの方は是非こちらをご検討ください。
今回のFABEXでは実機の展示を行いませんでしたが、6月開催のFOOMAにて出展予定となっておりますので、ご覧になりたい方はFOOMAにお越しください。それよりも前に実機をご覧になりたい方は別途ご相談いただければと思います。
【フードプリンター特設ページ】
製品の詳細など分かりやすく説明しております!