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ブラザー業務用刺しゅうミシン【冬季限定提案会】へ行ってきました!

ブラザー業務用刺しゅうミシン【冬季限定提案会】へ行ってきました!

11月29日・30日にブラザー東京ショールームにて開催されました、ブラザー業務用刺しゅうミシン【冬季限定提案会】へお伺いして取材してまいりました!

刺しゅうミシンの魅力についてお伝えしますので、是非最後まで読んでください!


ブラザー東京ショールームは銀座線の京橋駅から徒歩1分程度のところにある好立地なショールーム。浅草線の宝町駅からも近いので、アクセスしやすい位置にあります。

今回の【冬季限定提案会】はOGBSマガジンさんからのDMでご案内をいただきました。普段はブラザー主体で展示会を行うことは少ない様で、代理店主体でのデモ会などを行うことが多いそうです。

29日・30日の2日間で行われたそうですが、この2日間で事前予約22社+当日予約なしでのご来場の方もいらっしゃって、かなり盛況だったようです。

恥ずかしながら、私自身刺しゅう機の知識がほとんどなかったので、色々とご質問させていただきました。

【刺しゅうミシンの業界/他社のお話】

刺しゅうミシン業界全体の話でいうと、ブラザーの刺しゅうミシンは大量生産の工場御向けというよりは、主に店舗や小さな刺しゅう屋さんなどの、BtoB・BtoCなどの商売をされているようなユーザー層からのご注文が多いそうです。

他社製品でいうとジャノメさん・タジマ工業さん・バルダンさん・ハッピージャパンさんなどが刺しゅうミシンを扱っているそうですが、工場向けの製品が多い様で、バッティングすることはあまりないそうです。


【ブラザーの刺しゅうミシンが支持されている理由は?】

ブラザー刺しゅうミシンの特徴として、ユーザビリティーを第一に機械の開発を行っているなと感じました。

他社刺しゅうミシンの場合、職人としての熟練度が製品のクオリティに直結するそうで、上手に刺しゅうを仕上げれるようになるまで時間がかかるそうですが、ブラザーの刺しゅうミシンはカメラを搭載して微調整する機能などを付けることによってどなたにでも簡単に操作できるようになり、評価を得ているそうです。


アパレルの店舗などにも多く入っているそうで、デザイナーさんや、アルバイトさんなど、普段機械を触らない方でも簡単に覚えられるのもブラザー刺しゅうミシンならではということです。

【製品ラインナップ】


1番売れているのはハイエンドモデルの10針タイプの【PR1055X】。その名の通り10本の針が付いているので複雑な模様や、カラフルな刺しゅうに向いているモデルです。刺しゅうの枠ガイドに真っすぐ布を張る必要がある刺しゅうミシンですが、ブラザーの刺しゅうミシンはカメラが付いており、どこに刺しゅうをしたいかなどを任意に設定でき、刺しゅう前に仕上がりのイメージを画面を通してみることができます。

刺しゅうというのは、そもそも失敗できないという最大のリスクがあるのでカメラ付というのはかなり重要と感じました。

また、糸通しも自動で行ってくれたり、糸が切れた時もアラートと共に少し前まで戻って刺しゅうのやり直しをしてくれたりと、とにかくすごい機能が満載でした。

続いてご紹介いただいたのは6針タイプの刺しゅうミシン【PR-680W】。こちらは6本の針で刺しゅうが可能で、10針タイプと比べて刺しゅうの複雑さは出せないものの、刺しゅうミシンとしての性能は十分な機能を備えています。

十字のレーザーポインターを使い、位置決めを行います。使い方の動画なども画面から動画で見ることができるので途中で使い方が分からなくなってしまっても安心して使うことができます。

最後に、1新タイプの2機種をご紹介。1針タイプは、主にネームなどを刺しゅうする用途の単色用の刺しゅうミシン。位置決めのレーザーポインターが点のタイプの【VR100】と、6針の【PR-680W】と同様の十字のレーザーポインターが搭載されている新機種の【PR1X】があります。

1針なので用途が限られてしまうので、主力は10針と6針だそうです。

【刺しゅうソフト 刺しゅうPRO11】

刺しゅうミシン単体でも動かせるのですが、本体に内蔵されている文字等だけなのでバリエーションは多くないです。別売りのソフトを使うとデザインなども刺しゅうデータとして起こせるので本体と一緒にご購入する方が多いそうです。

Aiなどのデータはsvgデータに変換して読み込みます。オート機能で刺しゅうデータに変換することもできるそうですが、よりきれいにみせる刺しゅうを行う場合、デザインの上にトレースする形で縫う方向や色を選んで配置していくそうです。

illustratorなどの経験があればそんなに難しくなくできるそうなので、ちょっと試しにやってみたいです。

そんな時に便利な、【無料のお試し版】で、操作を体験できます。

作成したデータをブラザー刺しゅうデータ形式【Pes】にて保存。ネットワークで本体に送信。PC1台で10台の刺しゅうミシンに接続できるそうです。

【ブラザー刺しゅうプロ教室】

完全マンツーマンの個人指導でスキルアップができる外部の教室があり、そちらで刺しゅうPROのスキルを磨くことができるというバックアップ体制もあるそうです。

刺繍工房エテ

綺麗に見える縫い方のコツを教えてくれる教室があるというのも非常に心強いです。

【ネーム刺しゅうソフト ネームPRO】

もう一つの刺しゅうソフト【ネームPRO】。こちらは文字のデータが日本語13種類・アルファベット6種類が入った刺しゅうソフトで、ネームに特化したソフト。【ネームPRO】で作った刺しゅう文字データを【刺しゅうPRO11】にもってきてデザインデータとドッキングすることが可能。

【枠の豊富さ】

刺しゅう枠の豊富さも種類が多く、色々な素材に刺しゅうが可能。オフィシャルの刺しゅう枠だけでもかなり種類があるのですが、それに加え、ブラザー公認のサードパーティー枠もあるということで、どれを選べばいいか迷ってしまうかもしれません。

また、キャップなどの立体に刺しゅうする方法なども教えていただき、どんどん欲しくなってきました。

【機械の故障に関する質問】

機械は故障などのリスクがつきものですが、刺しゅうミシンの故障頻度ってどのくらいなのかが気になったので質問してみました。

故障に関しては、導入後、操作方法の誤りで人的な故障などはあるものの、プリンターなどに比べると故障頻度は圧倒的に少ないそうです。また、500時間ごとにメンテナンスを行い、1500時間ごとにオーバーホールを行うそうで、そのタイミングで消耗しているパーツを交換することで、長く機械を使っていただくことができるそうです。

【5年リースで試算してみました 定価ベース】

【PR1055X 10針・刺しゅうPRO】

本体:¥1,420,000-

専用スタンド:¥65,000- ※オプション

帽子枠Fセット:¥148,000- ※オプション

ソフト:OPEN価格 実勢価格¥100,000-程度

搬入・インストール費:代理店さんによるので、一旦なしで考えます。

計¥1,733,000-

例:5年リース 料率:1.9%(仮) 総リース額¥1,975,620- 月額¥32,927- 20日稼働で¥1,646.35-/日

ワッペン・ワンポイント刺しゅうの市場価格を見ると8~900-円前後。

1日2個以上で利益が出る計算。  欲しい。。。。

【感想】

試算をしてみて、改めて感じたのですが、糸代はほぼかからず、機械の故障も少ない。1日2個以上のワッペンを作ると5年でペイできる。大切に使えば10年は余裕で持つ。  欲しい。。。。

率直な感想として、シルクプリント/DTG/DTFなどでTシャツを作られている会社さんであれば導入して損はない機械だなと感じました。

機械操作も非常に簡単なので、個人でも買う方が多いというのも理解できます。是非、ご検討してみてはいかがでしょう?

デモンストレーション等も随時受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。

また、大阪・名古屋の2拠点はこれから開催ですので、是非お近くの方は見学に行かれてはいかがでしょう?

【大阪開催】:12月7日(木)~8日(金)

【名古屋開催】:12月14日(木)~15日(金)

取材のご協力いただきましたブラザー販売様 ありがとうございました!