Printing Innovation Expo 2023 レポート
昨年に引き続き開催されました【Printing innovation Expo 2023】。
初雪の降り始めた札幌より、レポートをお届けします!
2日間合計160名のご来社でにぎわいを見せた今回の展示会は、セルカム展示会としては初のカーラッピングセミナーのイベントを盛り込んだ充実した内容の展示会でした。
そんな展示会の内容をレポートいたします!
【ブースNo.1 株式会社アウトプットクリエイション&ローランドディー.ジー.株式会社&コムネット株式会社】
株式会社アウトプットクリエイション様は、札幌市を中心に営業を行っている地場の代理店様です。出力機やZUNDなどの加工機もお持ちで、制作などを請け負っている会社様です。
ローランドディー.ジー.株式会社様では、溶剤プリンター【VG3-540】の実機展示。Or/Grインク搭載で、色域の広さをアピールしていました。
溶剤・UV・レジンと3機種全てが新しくなったローランドディー.ジー.のプリンター。操作も簡単になり、来場者の方も注目しておりました。
コムネット株式会社様では、小型レーザー加工機のGCC【C180Ⅱ】の実機展示。使い勝手の良いA3サイズの加工範囲でGCCシリーズではNo.1の売れ筋商品との事。
5mm厚までのアクリルを加工できますので、フラットベットUVプリンターと一緒にいかがでしょうか?
【ブースNo.2 株式会社日本HP】
株式会社日本HP様では、先日発売されたばかりの【Latex630W】の実機展示。第四世代のエントリーモデルの位置づけです。メディア送りの調整カメラ【OMAS】が付いていないモデルということで、壁紙プリントの寸法精度についての検証実験を会場にて実施。
H2000×2700の壁紙を3分割して出力。結果は、3枚とも同じサイズで出力することに成功。つなぎ合わせ部分の色差も肉眼ではわからないレベルで、文句なしの結果が出せました。
Latexのホワイトインクを初めてご覧になる方も多く、多くのお客様からご好評を頂きました。
【ブースNo.3 エプソン販売株式会社】
エプソン販売株式会社様では、ベストセラー溶剤プリンターの【SC-S80650】と、新型のガーメントプリンター【SC-F2250】の2機種の実機展示。
ご導入から最長10年間、安心してお使いいただける再整備プログラムなども行っている【SC-S80650】。プリンターの扱いやすさ、画質のきれいさ、どれをとっても文句なしの溶剤プリンターのベストセラープリンター。北海道地域でも既に導入されているお客様が多く、人気を実感するプリンターでした。
また、新発売となった【SC-F2250】。以前のモデルよりも筐体がコンパクトになり、枚葉のDTFフィルムに印刷できるモードなどが加わり、パワーアップした1台です。
これからTシャツプリントの事業を始めたい方にはぴったりのプリンターです。
【ブースNo.4 株式会社ミマキエンジニアリング&イー・エフ・アイ株式会社&株式会社ニシマツテント】
株式会社ミマキエンジニアリング様では、話題のDTFプリンター【TxF150-75】と、セルカムのシェイカー【SELSHAKE-mini】のコンビネーション展示。付帯設備を含めると、それなりの専有面積を必要とするDTFのシステムですが、プリンターもシェーカーも共にコンパクトなこちらのセットは、初めての方でも導入しやすい、リーズナブルな価格設定。
他にも、溶剤プリンターのフラッグシップモデル【JV330-160】をはじめ、フラットベットUVプリンターの【UJF-6042MkⅡe】の実機展示。豊富なラインナップのプリンターを販売しているだけあり、色々なお仕事のお客様がブースに足を運んでいました。
株式会社ニシマツテント様&イー・エフ・アイ株式会社様では、【VUTek32r】で印刷したクロスメディアのご紹介。
3.2m幅のメディアを印刷できる【VUTek32r】。海外製のメディアにもどんどん挑戦されているので、是非ご興味ある方はお問い合わせください。
興味ある方はお問い合わせください。
【ブースNo.5 株式会社村田塗料店&株式会社中川ケミカル】
株式会社村田塗料店様は、札幌市を中心に営業を行っている地場の代理店様です。
今回の展示は、ソーラーライトなどの展示。
ソーラーパネルで電気を発電しながらサイン業界に活用しませんか?というご提案。非常に明るいので、防犯にも役に立つアイテムとなっています。こちらのソーラーライトは屋外サインの外照としても使用できるのでランニングコストをかけずに看板をアピールすることができます。
株式会社中川ケミカル様では、定番商品の【CSシリーズ】のご紹介のほかに、ウィンドウ装飾の定番商品【フォグラス】のご紹介。
見る角度によって色が変わる【セプテッドフィルム】や、ホワイトボードとしても使用できる【Write Wall Collection】などの商品もご紹介。
その他にも、色々な内装関係のフィルムを多く扱っておりますので、新商品情報は要チェックです。
【ブースNo.6 ザボ株式会社】
ザボ株式会社様では、昇華転写プリントを中心とした制作事例をもとに外注相談などをメインに展示。様々なポリエステル生地を在庫しており、のぼりから旗幕、インテリアファブリックなど、多種多様な商品をお作りすることが可能です。
昇華転写以外にも、サインディスプレイ・シルクスクリーン&捺染・藍染&アパレル・EC&Webデザインなどの事業部があり、インクジェット全般に加え、昔ながらの藍染の事業なども行っています。
外注相談など是非ご相談ください!
【ブースNo.7 イエローツールズ】
ドイツ生まれのフィルム施工工具専門店イエローツールズ様では、見て触って、実際に使って頂き、その使いやすさを体感していただく展示を行いました。
職人さん向けの特殊な工具などは、カタログを見るだけでは、なかなか使い心地などは分からないもの。
今回は、ブース内での展示だけではなく、カーラッピングのセミナー内でも職人さんに実際使っていただき、その使用感なども解説。
価格以上の価値をもたらしてくれるイエローツールズ。
セルカムにも色々とサンプルがございますので、ご要望がございましたら体験していただくこともできますので、お気軽に営業までお声掛けください。
【ブースNo.8 セルカム株式会社】
セルカムブースでは、先日リリースされたばかりの【Media Guide Vol.14】を中心に、様々なインクジェットメディアや、サイン&ディスプレイにおける便利グッズをご案内。
中でも注目を集めたのは、【残塗料処理剤】。プリンターの廃液を薬剤で固めて可燃ごみとして処理可能な状態にする商品。
各自治体の処理方法のルールによるものの、産廃処理でしか廃棄できなかったものを低コストで処理できるということもあり、大変好評でした!
その他にも、フードプリンターを持ち込みさせていただいたので、サイン関係のお客様だけではなく、色々なジャンルのお客様にご興味を持っていただけました。
【ブースNo.9 オラフォルジャパン株式会社】
オラフォルジャパン株式会社様では、インクジェットメディアに加え、反射系の素材・カーラッピング用のフィルム・アクリルフォームテープなど、ありとあらゆるオラフォル製品を展示いただきました。
中でも、北海道ならではのメディア【ORAJET 3161-DT】は、寒冷地でも粘着性を保ったまま施工ができるので、お客様からのサンプル依頼などが多かったそうです。
その他では、正面の特設ステージにてオラフォルメディアを使用した【GENESIS 栗原代表】によるカーラッピングセミナーを実施。
どのようにして3次曲面を施工するのか、下地の処理はどのように行うのかなど、事細かく丁寧に解説いただきました。
【ブースNo.10 株式会社イマジン】
京都に本社を構える制作会社の株式会社イマジン様。昨年北海道支社が新しくOPENしたということで、ご出展いただきました。
イマジン様では、展示会装飾や店舗装飾などの内装関係や、大小問わず様々なイベントの設営等を行われています。今後は札幌を拠点に構え、北海道地方でもお仕事を請け負っていくとの事です。
今回展示を行って頂いたのは、大型テンションファブリックのオクタノルムの展示。
大がかりな装飾ですが、施工が非常に簡単で少人数短時間でできるというメリットが評価され、今では色々なところで目にするようになりました。
イマジン様ではデザインから製作施工までを一貫して行えるので、安心してお仕事をお任せできます。
また、ミマキエンジニアリングブース内でもご紹介しました、北海道地域でのニシマツテント様の商材の具体的な商談はイマジンさんが間に入っていただけるそうなので、細かい相談事なども聞いていただけます。
北海道地域での仕事をお待ちしていますので、お気軽にご連絡ください!
【ブースNo.11 スリーエムジャパン株式会社】
スリーエムジャパン株式会社様のブースでは、様々なインクジェットマテリアルをご紹介。
フロア用のメディア【フロアグラフィックス製品】が注目を集めていました。
足元のサインも施工場所や用途によってメディアが色々と変わります。スリーエムジャパン様では公共機関での使用実績も多く、信頼性の高い商材となっております。
また、別記事でご紹介した『3M™ MCS™ 保証プログラム』のご案内などもされていました。
メディアの正しい施工方法など、色々と勉強になることも多いので、是非認定店になってみてはいかがでしょうか?
認定店制度にご興味がございます会社様は是非営業までご質問ください。
【ブースNo.12 株式会社イメージ・マジック】
先日OGBSのレポートでもご紹介させていただきました株式会社イメージ・マジック様のブース。
今回は600mm幅の高速DTFプリンター【TransJet DTTS-P602】&【TransJet DTTS-BF602】の実機展示。
Tシャツ事業の繁忙期は春先から秋頃までがピークですが、DTFプリンターは、冬のアパレル素材にも使える汎用性の高さから、導入後冬に入っても仕事の忙しさが続くとの事。
北海道では、Tシャツで過ごせる時期が本州より少ないだけに、DTFのニーズが高いというのがうなずけます。
【ブースNo.13 エーピー・ジャパン株式会社】
ひときわ電飾で目立っていたエーピー・ジャパン株式会社様。
電材系を主に扱うエーピー・ジャパン様では、色々な種類のLEDライトを扱っているそうで、中でも、システムを組み込んで光を自在に動かし、動かす電飾として訴求効果を高めるサインが作れるとの事。
LEDの電気は、色合いを変えたり、色の明るさを変えたりできるので、乳半メディアなどの出力物との組み合わせで、理想の色合いに調整することが可能との事です。出力する物のメディアの色合いにこだわる方は多いと思いますが、電材を通した際の色合いに関してこだわりを持っているお客様はそこまで多くないのではないでしょうか?
色々と探求心をもって挑戦してくれる会社様なので、LED商材の仕入れには是非エーピー・ジャパン様でご検討ください!
【ブースNo.14 シーズベース株式会社】
シーズベース株式会社様では、インクジェット用壁紙【ベガシリーズ】をはじめ、吸着系のメディアを中心に他社とは一味違った商材をご紹介。
壁紙の【ベガシリーズ】では、消臭機能や抗菌・抗ウイルスなどの機能性を付与し、商業施設や病院などでの採用事例も多いそうです。
また、足元のサインでは、簡単に撤去が可能な置くだけ簡単サインの【ピタッとシート】なども反応の良い商材の一つでした。
足元のサインで一番気になるのが糊残りではないでしょうか。【ピタッとシート】は吸着素材なので、糊残りの心配は不要です。また、アスファルトなどの粗面にも貼ってはがせるので短期の屋外使用であれば問題なく使用できます。
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【ブースNo.15 株式会社ユニコンアート】
札幌市を中心に営業を行っている地場の代理店様のユニコンアート様。
看板資材だけではなく、カーラッピングや看板施工などの際に使う便利な小物なども多く扱っているそうです。他にも電飾なども得意としており、看板の製作受注も承っているそうです。
今回はアルミ製の建材パネル【エバーアートボード】などの紹介をしており、商品ラインナップの多さを伺えます。
こちらは古くなったブロック塀などをそのまま利用してリフォームなども可能。
他にもタテヤマアドバンスの部材などの取り扱いも行ってるそうなので、是非部材でお困りでしたらお気軽にご相談ください!
【ブースNo.16 リンテックサインシステム株式会社】
インクジェットメディアを広く扱うリンテックサインシステム株式会社様。
今回は、間もなく配布開始となるGraphical Vol.10より、新商品のメディアを多数ご紹介。
プリンテリアシリーズが【プリンテリアSO3】となって新発売。白度が上がったSO3では、しっくい・キャンバス・フラットの3種類をラインアップ。
この他、アクリル基材の【GIY-4AH5】など環境配慮製品のラインナップも豊富です。
また、出力メディアの検品時に役立つインクジェットメディア検品台【ろく郎】のご紹介!
こちらは【Digital Printing Expo 2023】にて大好評だった商品で、北海道でもお客様の反応は上々。1社に一台、是非ご検討ください!
【ブースNo.17 理想科学工業株式会社】
デジタルスクリーン製版機の理想科学工業株式会社様。
今回は【GOCCO PRO QS200】の実機展示。
プリンタードライバー制御でどなたでも簡単にシルクスクリーンの版がプリントが可能。
インクジェットプリンターなどでは印刷の難しい素材や、出せない色などをカバーしてくれるシルクプリント。
製版した版を保管しておく必要がないデジタル製版は、版のストック問題を一気に解決してくれます。
こちらが一台あれば、Tシャツプリントなどのアパレル関連から、グッズ作成や小さなサインなどを作ることができますので、マルチに活躍してくれる機械に間違いありません。
定期的に体験会なども実施されていますので、ご興味ある方は是非参加してください。
【ブースNo.18 武藤工業株式会社】
北海道での展示会に初出展いただきました武藤工業株式会社様。
今回は溶剤プリンターの【XpertJet1341 SR Pro】と、小型フラットベットUVプリンター【XpertJet 461UF】。そのほかに、新発売のデスクトップタイプの3Dプリンター【Value3D MagiX MF-900】の3機種実機展示。
溶剤プリンターの【XpertJet1341 SR Pro】は、コンパクトボディーの4色ライプのシングルヘッド溶剤プリンター。シンプルな設計なので、設置スペースが限られる会社や、搬入経路に難ありな会社様に多く導入されているそうです。
プリンターの性能自体は、必要な機能がすべてそろっているので、ユーザーからの声としては非常に満足しているということです。
小型フラットベットUVプリンター【XpertJet 461UF】はA3サイズのワークスペース。操作方法もシンプルで初めてインクジェットを扱う方でもわかりやすく設計されています。印刷品質も高く、色々なグッズ製作会社様に導入されているようです。
新発売の3Dプリンター【Value3D MagiX MF-900】は、2軸の独立型デュアルタイプの3Dプリンターで、カーボン繊維入りフィラメントなども扱えるそうです。
こちらの製品は、今まで3Dプリンターに興味はあったが深く説明を聞いたことがないといったお客様が食い入るように説明を聞いていらっしゃいました。
【まとめ】
今回もたくさんのお客様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
来年も開催させていただく予定ですので、ぜひよろしくお願いいたします!