大判プリンタ、カッティングマシン、メディア等の機器・資材販売|セルカム株式会社

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JAPAN SHOP レポート

JAPAN SHOP レポート

JAPAN SHOPにて、各社プリンターメーカーの新機種が展示お披露目される

ということで、展示会会場へ行ってまいりました!

ミマキエンジニアリングブース

新型の溶剤プリンタ『JV330&CJV330シリーズ』

新型プリントヘッド

JV300・JV100とも違う新しいタイプのヘッドで、高精細&インク着弾の

精度が上がり、MIMAKI史上最高画質を誇るプリンタになったそうです。

また、今回のモデルから、ゴムワイパから布ワイパへ変更。

これにより清掃頻度を減らすことができ、オペレーターの負担を

軽減してくれます。


高画質を表現する新ドロップ技術

「Mimaki Weaving Dot Technology(MWDT)」(特許出願中)を採用。

スタガヘッドでのインク吐出の最適化を行うことで、プリンのヘッド個体差などを

無くす技術を組み込みました。

これによって、濃色での色ムラをなくし、きれいな写真画質を再現することが

出来るようになったそうです。


XYスリッター

今回からの新機能として、JV330・CJV330シリーズでは、

枚葉のカット用に縦方向・横方向にスリットを入れられるようになりました。

X軸は標準で2個付属しており、+2個付けることが出来るそうです。

X軸を最初に縦ラインでセットを行い、Y軸位置設定をRIP上で行います。

これにより、印刷と同時にX方向に切り込みを入れ、Y軸位置のセンサーが

動くと同時に横方向のカットを行うことができるそうです。

プリント中でも途中のテンションバーの作用により、プリントヘッドを

止めることなくスムーズにカットしていました。

大容量2ℓインクシステム

高速機に併せ2ℓのインクパックの供給となります。

大量に印刷を行う際や、夜間運転などもインク切れなどの心配なく

安心してプリントできます。

メディアチェンジャー

メディアを最大3本セットできるようになり、スペースの有効活用ができます。

また、メディアの巻取りに関する便利機能として、巻取り精度の向上目的で、Vの時に

メディアをカットする機構が備わり、紙管への一点止めが簡単に出来るようになりました。


巻取りモーターが左右に

巻取りのモーターが、従来の片側だけのタイプから、両側にモーターが付き

巻き上げの力のかかり方が均一になり、従来タイプよりも更に安定した巻取りを実現。


印刷速度はJVシリーズ最速。

ターポリン用プロファイルで最速100.0㎡/hと、驚きの速さ。

とにかく早い溶剤といえばJV330。

これがスタンダードになってくるのではないでしょうか?

新型水性昇華プリンタ『TS330-1600』

続いて昇華転写プリンタ新機種

JV330の筐体と同じTS330が登場しました。

こちらも、今回のJV330でバージョンUPした機能をそのまま取り入れている

昇華モデルということで、プリントヘッド回りが刷新されました。

TS55シリーズで採用されたミニジャンボロールのオプションと、

10リットルのインクタンクをセット可能。長時間高速運転に対応。

嬉しいオプションミニジャンボロール

高速で印刷が可能なTS330シリーズ。高速が売りなので、それに併せ

オプションでミニジャンボロールを取り付けることが可能。

高速印刷とMWDT

TS55との比較で最大138%のスピードUPを実現し、生産性を最大限まで

伸ばした形でした。

肝心の画質も、JV330で導入されている、新ドロップ技術

「Mimaki Weaving Dot Technology(MWDT)」(特許出願中)で

バンディングの軽減が期待でき、少ないパス数でも安定した画質が

再現できていました。

価格帯的にはTS55よりも上ですが、その差を充分に埋めてくれるスピード。

そのスピードに合わせた安定した画質で、フラグシップモデルにふさわしい

堂々たるモデルとなりました。


新型カッティングプロッタ『CG-ARシリーズ』

反復精度0.2mm/2mと、現行機種のSRシリーズのリニューアルといった

位置づけのシリーズ CG-ARシリーズが発売開始になります。

リーズナブルな価格

価格帯も、SRシリーズよりも安く、これからサインを始める方や、

ラバーシートなどのそれほど大きくないものをカットするユーザー様に

ぴったりなサイズ感・価格感といった感じでした。

プリンタドライバ対応

また、今回からプリンタドライバ対応となり、illustratorでデザイン

したことの無いビギナーの方でも、エクセルなどで作ったデザインを

そのままカットすることが出来るようになったそうです。

厚紙対応 台紙テーブルオプション

今回からオプションで厚紙をセットできる専用台が取付可能に。

コートボール紙などの厚紙を使ったペーパークラフトなども簡単に

作成できるようになりました。


Roland.D.Gブース

新型溶剤プリンタ【VG3-640/540】

TrueVISシリーズの新製品として【VG3-640/540】の展示を行って

いました。

今回のJAPAN SHOPに併せ、8色機の【VG3-640/VG3-540】と

4色機の【SG3-540/SG3-300】の型4機種を世界同時発表。


大画面液晶タッチパネル

展示されていたのは8色機【VG3-540】で、今までのモデルを

ブラッシュアップしたよりスタイリッシュなつくりになっていました。

一番大きな変更点は、直感的に分かりやすい液晶タッチパネル。

初めてプリンターを導入する方でも扱いやすい仕様となっています。

メディアプリセット管理がしやすくなったそうで、自動軸合わせも

行えるので、扱うオペレーターによるクオリティーの差がなくせるそうです。

巻取り装置が本体にインクルード

今回のモデルから、以前のモデルではオプション扱いだった巻取り装置が

標準装備になり、本体価格にインクルードされた形になったそうです。

選べる豊富なインクセット

カラーセットも

8色C,M,Y,K,Lc,Lm,Or,Gr 8色C,M,Y,K,Lc,Lm,Lk,Wh

8色C,M,Y,K,Lc,Lm,Lk,Or 8色C,M,Y,K,Lk,Or,Gr,Wh

7色C,M,Y,K,Lk,Or,Gr 4色C,M,Y,K 2本差し

と、使うユーザーの色の好みに併せ、バリエーション豊かにラインナップ。

鮮やかなオレンジやグリーンインク

オレンジやグリーンなどを搭載できるので、色域の広いプリンターとして

サイン業界のほかに色々な分野で活躍すること間違いなしのプリンターです。


その他にも、LEC2のプリンター本体価格や、インク価格の改定など、

これからサインを始める方や、複数台所有される方にやさしい価格戦略など

魅力満載のRoland.D.Gさんでした。


まとめ

大判インクジェットプリンターの定番溶剤プリンター。

国内プリンターメーカー2社同時でのタイミングの新機種発表ということで、

いち早く取材に行かせていただきました。

どちらのメーカーさんも、新技術をたくさん組み込んでおり、

【よりきれいに】【より早く】【より使いやすく】といったポイントを

しっかり押さえる新機種発表となっておりました。

販売開始はあと少し先ですが、デモの準備が整い次第、どんどんご紹介

させていただきますので、宜しくお願いします。

【ご紹介新機種】

株式会社ミマキエンジニアリング

JV330-160

JV330-130

CJV330-160

CCJV330-130

TS330-1600

CG-60・100・130AR


ローランド.ディー.ジー株式会社

VG3-640

VG3-540