2024年6月12日(水)～14日(金)の3日間、大阪南港ATCホールで開催された「SIGN EXPO 2024」に出展いたしました。

本展示会は、サイン業界に特化した展示会となりサイン関連の製品や商材を展示・紹介する場となっております。弊社もブースを出展し、多くのお客様にアピールすることができました。

セルカムブースの様子をレポートさせていただきます。

【HP Latex 630W】

2021年販売開始となりました第4世代Latexプリンター。白インクを搭載しているモデルの【Latex630W】が昨年発売されました。溶剤インクに比べ白が濃く、UVインクに比べ凹凸がなく黄変しない特徴を持ったプリンターです。透明メディアだけではなく、ラミネートをかけられないメディアに対しても高い擦過性を持つLatexプリンターはクロスやターポリンへの印刷へも高い評価を得ています。

・HP Latex 630Wの特徴

①ホワイトインクを使用できる

Latex630Wの大きな特徴は、ホワイトインクを使用できる点です。これにより、透明メディアや有色メディアの印刷が可能となり、より多様な表現が可能になります。鮮やかな発色、滑らかなグラデーション、シャープなテキストによる卓越した印刷を14㎡/時（６パス）の速度で提供。柔軟性が高く、薄いインク層により、ラミネート加工時のシルバリングを防止し高品質を実現。不透明度が高く、時間経過で黄変しない白インクです。

②高速印刷で高彩度

プリントヘッドを50％サイズアップし、ノズル内のインク乾燥を防ぐためノズル一つ一つに循環機構を備え、新鮮なインクを効率的に供給することで印刷スピードを高速化。第三世代Latexでは各色インクに含有されていた抗スクラッチ剤を取り出し、オーバーコートインクカートリッジとして独立集約させることにより、カラーインクに含まれる顔料量を増やし、高彩度な発色を実現できました。高彩度を維持しつつスピーディーな対応が可能な為、生産性を大幅に向上させることができます。

③低温硬化インクで素材対応力が大幅アップ

「HP　Latex　オプティマイザー」によりインクの乾燥と、硬化プロセスを低温にしてエネルギー効率を高め、印刷時のメディアの変形を防ぎます。これにより、幅広い素材への対応が可能になります。

④寸法安定性の向上

低温硬化インクにより、プリントゾーンの温度を測定制御することでインク乾燥と硬化のプリンター内部プロセスの安定性を強化しています。

・ウィンドウグラフィックス＆ステッカー

・キャンバス＆壁紙

・カーラッピング＆カーマーキング

・テキスタイルサインなど、HP Latex 630Wは対応可能なアプリケーションが広がりビジネス拡大にも貢献いたします。

【NESCHEN　Coldlam1650 JP】

こちらはColdLam1650 を日本で使いやすいようにシャフトを増やし、単相100Vにした特注モデルとなります。安定した品質と長期間にわたる耐久性に優れた1650幅対応ラミネーターです。UVインクの凹凸に対しても高い圧力でインクの段差をしっかり圧着します。NESCHEN製品は一般的に使いやすく、初心者でも操作が簡単です。

・Coldlam1650 JPの特徴

①エアーコンプレッサー式ラミネート

エアーコンプレッサーがマシンに内蔵されることで、蛇行ずれなどの心配もなく細かな圧力調整をすることができます。

②圧力やスピードなど様々な調整が可能

最大8m/分でラミネートをかけることができるため、作業効率や生産性の向上につながります。

③上部ローラーに仕上がりを美しくする７０℃までのヒートアシスト機能

多種多様な幅広メディアに最高の仕上がりを約束します。

④付属フットスイッチ

付属フットスイッチでハンズフリーオペレートが可能。センサーと緊急停止スイッチで安全性を確保します。

⑤簡単な操作方法

オートグリップシャフト仕様とシンプルなコントロールパネル。後部にも操作パネルが配置されています。

【ZUND G3 L-2500】
このZUND G3 L-2500はハイエンドデジタルカッティングマシンであり、
サイン系のユーザーの仕事で一番マッチする人気のモデルとなっています。
板ものの加工として、3×6板・4×8板サイズが加工できるサイズ。1600幅のインクジェットメディアのカットもできるオプションのベルトコンベアタイプです。

・ZUND G3 L-2500の特徴
①卓越した加工機能
単なるカッティングだけでなく、切断・切削・筋入れ・パンチング・マーキングなどの多様な加工機能を備えています。異なる素材や厚みに対応し、ユーザーが行いたいカットを実現できます。

②幅広い素材への対応
紙、段ボール、フィルム、布地、プラスチック、アルミ・アルミ複合板などは勿論、特殊なコーティングやラミネートされた素材にも対応可能となります。厚さ50mmまでの素材に加工することができます。

③作業の効率化
オプションのコンベア仕様により、ロール状の素材でも素早くカットすることができます。カット後の回収だけが手動作業になるため、効率的な生産を行うことができます。

デモンストレーションで注目を浴びていたのは、ルーターでのアクリル・MDFの加工。刃物の自動交換ができるクイックチェンジのモデルで、数種類の刃物を使用した加工を1つのワークで行うことができる優れものです。

今回の展示会で特に注目を集めたのは、【ZUND G3 L-2500】です。

サンプルはすべてZUNDでカットしたものとなり、多くのお客様にご興味・ご関心をお持ちいただきました。

ZUNDの導入により、作業時間の短縮や生産性の向上につながり、人の手によるカットと比べて、ずれや誤差が少なく一貫して高品質な仕上がりを保つことができます。高精度なカット技術と多機能性、幅広い素材への対応力により、さまざまな産業で重宝されています。

【Selcam Media】

発売開始前のメディアや、新発売のメディアなど、看板業界で使えるものをたくさん展示。セルカムではオーソドックスなメディアから、変わり種など、幅広い商品でお客様のお仕事をサポート。中でも人気が高かったのは、カールしにくいアルミ複合板代替メディア【ポールサインフィルム】。溶剤・UV・Latexのインクに対応した遮光材入り450μPET。他にも新商品の600M巻のアンダーフィルムや、印刷用のヨガマット【プリントヨガ】、イージーツリーなど魅力的な新商品をたくさん展示いたしました。

【まとめ】

連日、迫力のデモンストレーションで賑わいを見せておりました。

インクジェットプリンターと後加工機の一連のワークフローを連結させ作業効率・生産性の向上、商品のクオリティの安定化や省人化など、セルカムにしかできないサポートをご提案いたしました。

たくさんのご来場、誠にありがとうございました！

製品にご興味のある方や、ご不明点などございましたらお気軽にお問合せくださいませ。