大判プリンタ、カッティングマシン、メディア等の機器・資材販売|セルカム株式会社

ミマキエンジニアリング(Mimaki) 3DUJ-553

ミマキエンジニアリング(Mimaki) 3DUJ-553

色で造る。色で魅せる。
MIMAKIがこれまで培ってきたプリンタテクノロジーを結集し
UV硬化インクジェット方式で世界初※1の1,000万色以上のフルカラー造形を実現!

標準販売価格20,185,000円(税別)

セルカム特別価格でご提供!

お問い合わせ・お見積もり

業種・用途

  • 模型・3D造形・彫刻

スペック

項目 概要
製品名(型番) 3DUJ-553
メーカー名 ミマキエンジニアリング(Mimaki)
造形方式 UV硬化インクジェット方式
表現可能色数 フルカラー1,000万色以上
プリントヘッド オンデマンドピエゾヘッド(8ヘッドインライン)
インク種類/色 モデル材インク MH-100(C, M, Y, K, ホワイト, クリア)
モデル材インク MH-110(ピュアクリア)
サポート材インク SW-100
造形領域(W×D×H) 508mm × 508mm × 305mm ※1
耐荷重(造形物重量) 70kg 以下
最小積層ピッチ 20μm
3Dデータフォーマット STL、OBJ、VRML、PLY、3MF
ソフトウエア(標準添付) レイアウトソフト「Mimaki 3D Link」
電源仕様 単相AC100~120V/220~240V±10%、50/60Hz±1Hz ×3
消費電力 本体 1300W以下
外付PC 300W以下
タッチパネル 30W以下
外形寸法(W×D×H) 2,250mm × 1,500mm × 1,550mm
本体重量 600kg

製品の特徴



色で造る。色で魅せる。


MIMAKIがこれまで培ってきたプリンタテクノロジーを結集し
UV硬化インクジェット方式で世界初※1の1,000万色以上のフルカラー造形を実現!

3Dプリンタ市場は、北米、ヨーロッパをはじめ世界中で拡大を続け、その用途は製造業を中心に教育、建築、医療といった分野へと広がりを見せています。ミマキが提案する3Dプリンタ『3DUJ-553』は、これまで2Dの高画質業務用インクジェットプリンタ開発で培ってきた技術を活かし、世界初※1となる1,000万色以上のフルカラー造形を実現しました。
造形後の色付けでは難しかった豊かな色彩表現により、立体造形のオブジェクト看板や建築模型といった最終製品制作用途として、圧倒的な色表現と造形力で魅せる3Dプリンタ『3DUJ-553』を活用したビジネスをご提案します。


3DUJ-553

製品概要


  1. 世界初1,000万色以上のフルカラー造形を実現
  2. Mimaki技術を結集。精巧な造形表現
  3. オーバーコート・穴あけも可能。優れた後加工性
  4. “造りやすさ”を追求したユーザビリティ
  5. ロスを最小限にとどめる、安心運転サポート



フィギュア

フィギュア

1,000万色以上の高画質・高精細な造形で、フィギュアや玩具の試作などの分野でご活用いただけます。
手作業では色付けが難しい複雑な形状に対してもフルカラー3Dプリンタにより3Dデータのイメージ通りの忠実な色表現を実現します。


モックアップ

インダストリアル・プロダクツ市場に向けたご提案

ディテールまでこだわった精細な造形、モックアップなどにおいてもプロの目を納得させられる造形を実現します。
さらにオーバーコートの使用やネジの取り付けといった後加工も可能です。


建築模型

建築模型

手作業や石膏方式3Dプリンタによる制作では難しい、窓ガラスや外観の一部を透明にして内部構造を見せる表現も可能です。
建築模型の外観部分と内部構造をあわせた模型などでご活用いただけます。


医療模型

医療模型

フルカラー3Dプリントでは臓器を色分けした模型の造形も可能です。また、スケルトンカラー(色つきの透明)表現で造形することにより、臓器内部の可視化もでき、医療模型での活用も期待されます。


オブジェクト看板

サイングラフィックス市場に向けたご提案

3D造形によるリアリティある立体モチーフと2Dを組み合わせたオブジェクト看板は、一目で認識できるわかりやすさと存在感を備え、サインとしての効果を格段に高めます。『3DUJ-553』は、1,000万色以上のフルカラーを実現し、さらにカラープロファイルを採用した色調整で色の再現性を高めます。

1.世界初※1 1,000万色以上のフルカラー造形を実現

1)UV硬化インクジェット方式を採用

3Dプリンタ『3DUJ-553』は、UV光(紫外線)を照射すると硬化するUVインク(C,M,Y,K,ホワイト,クリア)を一層ずつプリントし、それを積み上げることで造形する「UV硬化インクジェット方式」を採用しております。造形後に着色するのではなく、カラーインクを使用して造形していくため美しいフルカラー表現が実現します。

UV硬化インクジェット方式(イメージ)


UV硬化インクジェット方式(イメージ)

積層&着色方式(イメージ)


スライスした3Dデータを、カラーインクとサポート材インクで同時にプリントすることで造形していきます


積層&着色方式(イメージ)

2)高発色なフルカラー造形

カラーインク(C,M,Y,K,ホワイト,クリア)で造形・着色することでJapan Colorに対して89%の色域をカバーしております。透明度の高いカラーインクで造形することで、外部からの光が白色インク層で反射し、白色インク層を背景に発色の良い造形を実現します。


外からの光がカラーインク層を通して白色インク層で反射するため、インク本来の美しい発色が実現

3)世界初!※1 色の再現性を高めるカラープロファイルを採用


インクジェット方式3Dプリンタとしては世界初※1 となる、カラープロファイルを採用。Adobe Photoshopにカラーマネジメントソフト「MPM3」(オプション)で作成したカラーシュミレートプロファイルをインストールすることにより、PCのモニター上でプリント後の色が確認でき、モニター上の色と造形物の色を近づけることが可能。色の調整に掛かる時間を短縮します。


出力プロファイルをPhotoshopに読み込むことで、画面上でデータの段階で造形物の色が確認できます。

4)ピュアクリアインクで叶える表現の多様性


ピュアクリアインクでガラスやアクリルのような透明感の表現や、カラーインクを組み合わせた色付きの透明(スケルトンカラー)の表現を行うことができます。さらにカラーインクとピュアクリアインクを組み合わせて「カラー”i n”ピュアクリア」や「カラー”+”ピュアクリア」といった表現方法により、内部構造の可視化などクリア表現を効果的に使ったデザインの造形も可能です。多彩な表現力でデザイナーの自由なアイデアを再現したプロダクトデザインやアート作品から、具体的に視覚化することで理解が深まる建築模型や医療模型まで幅広い分野でご利用いただけます。
注1 ピュアクリア造形にはモデル材インクMH-110PCLを搭載ください。 
注2 MH-110PCLでの造形にはMH-100CLの同時搭載も必要です。


ピュアクリアインクで叶える表現の多様性

5)フルカラーインク×クリアインクで、デザインをもっと自由に。


クリアインクを用いた透明表現はもちろん、クリアインクとカラーインクを同時に使用することで、半透明のカラー表現が可能です。内部からライトを当てると見え方が変わる仕掛けサインなどにも使用できます。カラーインクとクリアインクを組み合わせることで、デザインの可能性が大きく広がります。

クリアインクを使用したプリントイメージ (ランプシェード)

カラー×ホワイトインク


光を透過しないため、造形物の輪郭がはっきりとわかる造形に


カラー×クリアインク


光を透過し幻想的な雰囲気を演出。クリアインクの上にカラーインクを造形することで、半透明のカラー表現も可能


2.Mimaki技術を結集。精巧な造形表現


1)2Dプリントで培った高い着弾精度

高画質が求められる業務用インクジェットプリンタ開発で培ってきた、当社独自の波形コントロール技術と高精度なインク吐出技術により、狙った場所に正確にインクを着弾させます。この高い着弾精度により、ディテールまでこだわった精巧な造形を実現します。


熊本城:幅1mmの欄干や、畳など、天守閣の中まで精巧に造形することが可能

2)粒状感の少ない造形へ導くバリアブルドット機能


一度に3つのドットサイズにインクを打ち分けるバリアブルドット機能を搭載し、常に最適なドロップサイズで造形します。これにより、粒状感の少ない美しいグラデーション表現や高精度なフルカラー造形を可能にします。


ひな人形:粒状感の少ない造形

3.オーバーコート・穴あけも可能。優れた後加工性


インクは、アクリル系樹脂を使用し、ABS樹脂同等の強度を実現しているため、ドリル等を使用した穴あけやネジの取り付けが可能です。また、オーバーコートも使用できるため、最終製品としてより美しく仕上げられるとともに、耐候性に優れ固定することが求められる看板用途などにも効果的にご活用いただけます。

オーバーコート使用時のイメージ

オーバーコートを使用することで、表面をよりなめらかな仕上がりにするとともに耐候性もアップします。


オーバーコート使用時のイメージ

ネジの取り付けイメージ


ネジを固定した状態で、5kgの引っ張る力を加えても耐えられる強度を備えています。看板の取り付けの際にも便利です。


ドリルでの下穴加工 / タップ加工後にネジを取り付け / 5kgの荷重をかけた状態

4.“造りやすさ”を追求したユーザビリティ


1)水に溶けるサポート材。手間なく、美しい仕上がりへ

造形の過程で必要となるサポート材には、水溶性のサポート材インクを採用。水に浸けることでサポート材を除去でき、削り取る必要がありません。繊細なデザインも造形物を破損することなく簡単にサポート材を除去できます。

サポート材除去の様子


サポート材除去の様子

※サポート材の除去時間は、造形物の大きさや形状等の条件により異なります。


サポート材除去後の造形物


サポート材除去後の造形物

ドラゴンと抱える球体の間のサポート材を除去することで、ドラゴンと球体の間に隙間ができ、球体を回転させられるデザインも可能に。


2)硬化光源にUV-LEDを採用


硬化光源にUV-LEDを採用

『3DUJ-553』は、UV光(紫外線)を照射することによって硬化するUVインクを使用しています。紫外線の光源にはLEDを採用しているため、熱による造形物への影響が少なく、点灯の起動時間が不要です。長寿命&省電力で、ランニングコストを削減できます。


5.ロスを最小限にとどめる、安心運転サポート


1)インク循環ヘッドを搭載。ノズル抜けを軽減。


循環ヘッドイメージ

インクジェット方式3Dプリンタとしては世界初搭載※1。インクを循環させ、顔料の沈殿を防止する『循環ヘッド』を搭載することで、安定したインク吐出を実現。また、ノズル抜けの要因となる気泡をインクの循環により除去し、常に最適な状態でインク吐出を可能にします。


2)自動でノズル抜けを検出&解決する『NCU(Nozzle Check Unit)』


NCU

3Dプリンタとして世界初搭載※1 となる「NCU」は、ノズルの状態を赤外線センサーが自動で検知します。ノズル抜けを発見した場合は、自動でクリーニングを実施し、ノズル抜けの解消を行います。ノズルの状態を確認するタイミングは造形データごと、時間単位で設定が可能。ノズル抜け発生以降の造形物を無駄にすることを未然に防ぎます。


3)仕事を見守る内部カメラ


内部カメラ

3Dプリンタの動作状況、造形の進捗状況が遠隔地から確認できる「内部カメラ」を搭載。常にプリント状況を確認できることで、ミスプリントによるロスを最小限にとどめます。


※1:2017年8月現在 当社調べ