ミマキエンジニアリング(Mimaki) JFX600-2513
ミマキエンジニアリング(Mimaki) JFX600-2513
「JFX600-2513」は「JFX500-2131」の後継機となる新型モデルです。
大判プリンタに求められる2大要素である“スピード”と“画質”をさらに追及した大判フラットベッドUVインクジェットプリンタです。
標準販売価格22,920,000円(税別)
業種・用途
屋外・サインディスプレイ
インテリア(壁紙・店内什器・窓ガラス)
印刷・ポスター・POP
包装(紙器・段ボール)
模型・3D造形・彫刻
スペック
項目 | 概要 |
---|---|
製品名(型番) | JFX600-2513 |
メーカー名 | ミマキエンジニアリング(Mimaki) |
最高解像度 | 600, 1,200dpi |
プリントヘッド | オンデマンドピエゾヘッド 16ヘッド(4ヘッド4スタガ配列) |
最大作図範囲 | 2,500mm×1,300mm |
最大メディア重量 | 50 kg/㎡以下(集中荷重無きこと) |
最大メディア厚 | 60 mm以下 |
インク容量 | 各色1Lのボトルによる供給 |
色数 | ・LUS-120(C、M、Y、K、Lc、Lm、W、Cl) ・LUS-150(C、M、Y、K、Lc、Lm、W) ・ LH-100(C、M、Y、K、Lc、Lm、W、Cl) |
電源・電圧 | (単相 AC200-240V±10% 50/60Hz±1Hz、24A)×3本 |
消費電力 | INLET1~3 各INLET:4.8 kVA 以下 |
本体サイズ | 5,300mm×2,850mm×1,700mm以下 |
本体重量 | 約 1,200 kg以下 |
製品の特徴
驚きの高生産性:最大330%の高速化を実現
搭載ヘッド数を大幅に増やすことで、従来機(JFX500-2131)の330%の高速化を実現しました。
大幅な生産性の向上で大型サイズのプリントの短納期な注文にも対応可能です。
4C / 1レイヤーで印刷時、同等画質の速度比較
豊かな色彩表現:ライトカラーも加わった6色対応
LcLmを含む6色対応により豊かな色彩表現が可能です。
特長の異なるUV硬化インクから素材や用途に合わせて最適なインクをお選びいただけます。
全てのインクが米国の第三者安全科学機関UL社が規定の世界で最も厳しい基準を持つVOC(揮発性有機化合物)の排出測定試験を満たすことから「GREENGUARD Gold」認証を取得、環境への安全性が認められています。
※6色プロファイルは2022年3月以降対応予定
硬質UVインク | 柔軟UVインク ※1 | |||
---|---|---|---|---|
LH-100 | LUS-120 | LUS-150 | ||
C, M, Y, K, Lc, Lm, W, Cl, Pr ※2 | C, M, Y, K, Lc, Lm, W, Cl, Pr ※2 | C, M, Y, K, Lc, Lm, W, Cl, Pr ※3 | ||
UV硬化後のインク皮膜に硬度があり、耐擦過性や耐薬品性が高く、発色や色再現性に優れたUVインク。折ったり曲げたり等の後加工を必要としないときに最適。 | UV硬化後に170%の伸張性を発揮。インク皮膜に柔軟性があり折り曲げが可能。後加工時にもプリント表面にヒビが入りにくい。 | UV硬化後に150%の伸張性能で後加工時にもインク皮膜が割れにくく、プリント後のタック感も少ない。 |
※1 柔軟性インクの伸張性はプリントする素材により異なります。必ず事前にテストプリントを行ってください。
※2 プライマー(Pr)はPR-200をご使用ください。
※3 クリア(Cl)はLH-100インク、プライマー(Pr)はPR-200をご使用ください。
グラフィカルなユーザーインターフェース採用のMPC(Mimaki Printer Controller)
プリンタに装備された新しいタッチスクリーン型の操作ソフトウェアで、画面内のアイコンをワンタッチで操作が行えます。各操作が項目ごとに見やすく整理されており、プリントの条件設定から、作業やプリンタの状態、作業履歴の確認、メンテンス指示までMPCの画面上で行うことができます。
ユーザビリティに配慮した設計:テーブルサイズ&バキュームテーブル、60mm厚メディア対応
テーブルサイズ&バキュームテーブル
2,500×1,300mmのテーブルサイズは市場で汎用の4x8サイズメディア※にジャストフィット。
メディア吸着のバキュームはテーブルのX方向に2分割されており、バルブの開閉で使用のメディアサイズに合わせて調整できます。操作パネル以外にもフットスイッチでバキュームON、OFFができます。
※1,220mm×2,440mm
60mm厚メディア対応
60mmの厚さのメディアへダイレクトプリントが可能で、素材の幅が広がります。
表裏にアルミ複合板、PVC板などを貼り合わせた規格50mm厚(実質52~53mm厚)のチャンネルボードにも印刷することができます!
安心のMimakiテクノロジーを搭載
プリントの美しさを確実にする、MIMAKIの画質コントロール技術
- 波形コントロール:ミマキ独自の高度なインク滴吐出制御により、真円に近いインク滴を吐出し正確にメディアに着弾させることができます。着弾精度の向上によって、文字や罫線、エッジ部分をシャープに表現します。
- MAPS4(Mimaki Advanced Pass System 4):パスの境界線をグラデーション調にプリントすることで、バンディング(横縞)や色ムラ、光沢縞を軽減し、滑らかな印刷を実現します。
- バリアブルドット:インクドットを3種類の異なる大きさで打ち分けることで、粒状感を軽減した高品質のプリントを可能にします。
安定稼働を追求した信頼の機能
仕事をストップさせない「NCU&NRS」
NCU(ノズルチェックユニット)でノズルの状態を自動で検知します。ノズル抜けを発見した場合は自動でクリーニングを行います。クリーニングでも解消されない場合、NRS(ノズルリカバリーシステム)が自動で不良ノズルを他のノズルで代替するため、サービスマンを待つことなく作業を継続できます。
ダウンタイムを低減するメンテナンス機能:MCT(Mimaki Circulation Technology)
インクタンクとインク経路に循環機構が搭載されています。ホワイトインクを定期的に循環させ、インク顔料の沈殿によるノズルトラブルを防ぎ、安定した印刷を実現します。
またMCTはインク廃液の抑制にも貢献し、環境的にも経済的にも優れた運用を後押しします。
※MCTはホワイトインクでのみ作動します。
プリントの付加価値を高める多彩な表現力
半立体的で滑らかな2.5Dデータが簡単に作成できる「2.5D Texture Maker」
同梱のRIP「RasterLink7」の機能、「2.5D Texture Maker」によって多段階調データが作成できます。
UVインクによる厚盛り機能を使って滑らかな凹凸感を表現できるため、リアルで注目度の高いグラフィックを制作することができます。
ホワイトインク&クリアインク
高濃度白インクで透明や濃色メディアに下地を同時プリントしフルカラー画像をより鮮やかに。
クリアインクでマット、グロス、テクスチャのクリアインクプリントで意匠性も高まります。
プライマー
樹脂系をはじめ、ガラスや金属、表面加工が施されている素材の密着性を向上させるインクジェットプライマーです。
素材選択の幅が広がり、付加価値の高いアプリケーションが制作できます。
カラー印刷と同時にプライマーを塗布できるため、必要な部分のみに塗布することが可能です。
従来からの手作業によるプライマー塗布で失われてしまっていた基材の質感を残すことも可能です。
特許番号 / 日本:第5817059号 米国:US9,132,685 B2
つながるデジタルプリンティング
「MDL(Mimaki Device Language)コマンド」に対応し、プリント工程の自動化を実現
お客様の生産システムや周辺機器が当社のプリンタを制御出来るようにするコマンドを提供しております。これを使用することでメディアをセットするテーブルの位置や高さ、プリント開始などのプリンタの動作を制御できます。また、プリンタのインク残量やエラー情報等も取得できます。
「MDLコマンド」については、当社から提供する技術情報(SDK)を使用してソフトウェアを開発していただくことで、お客様に最適なシステムの構築が可能になり、自動化・省力化へ貢献します。