A3サイズ:297 mm ✕ 420 mm
業界トップクラスの印刷速度で頼もしい生産力
UJF-3042MkII eは、1時間にA4サイズを約38枚プリントできる生産力です。
※プリント条件:4色ドラフトモード(600 × 600 dpi 8 Pass)
UJF-3042MkII e プリント速度/4色(C,M,Y,K)
2層同時印刷ができるヘッドレイアウト
スタガ配列のプリントヘッドで、カラーと特色の2層同時印刷を可能にし、高い生産力を維持します。
UJF-6042MkII eは、ライト色(Lc/Lm)のインクが搭載できるため、CMYK+LcLm+特色(W+W、W+Cl、W+PrまたはPr+Cl)のカラーセットが可能です。
ライト色を加えることでより滑らかなグラデーションや自然な肌色を表現することができます。
※インクセットによっては同時プリントができない組み合わせもあります。
プリントヘッド配列イメージ
高付加価値印刷を支える、進化した機械構造
高精度プリントを実現するテーブル駆動方式
Yバーを固定し、テーブル駆動にすることで、プリント時の揺れを低減。さらにボールネジ方式の高精度な送り機構によって、インクの着弾精度が向上しています。着弾誤差が原因で発生するバンディングを大幅減少するとともに、高精度なプリント技術をサポートし、付加価値の高いプリントへと導きます。作業時の動作音も大幅に軽減され、オフィスや商業施設で使用する場合も安心してお使いいただけます。
高さ153mmまでの立体素材プリントに対応
最大153mmまでの立体素材にダイレクトプリントが可能です(※1)。さらに、進化した「障害物センサー」で、透明メディアも的確に検知(※2)。さまざまな高さ・素材のメディアに対応し、簡単に設定、プリントができます。
※1:設定する高さに応じて付属のスペーサを使用する必要があります。
※2:素材の形状・サイズにより検出誤差が大きくなる可能性があります。
ユーザーの安全性を向上するフルカバー構造
フルカバー開閉時
フルカバー構造により、プリント中に手が巻き込まれるなどの事故を防止し、オペレータの安全性を向上。また、プリント中のプリント面への埃の付着を防ぎ、プリント品質を保ちます。
多彩なアプリケーションをクリエイトするUVプリント用高機能インク
柔軟素材へのプリントを可能にするUV硬化インク「LUS-120」
約170%伸長可能な柔軟インク「LUS-120」を搭載可能。柔らかいメディアに対し、美しさと耐久性に優れたプリントを可能にします。皮革・ポリウレタンといった柔軟素材へのプリントなど、アプリケーション製作の幅が広がります。
耐擦過性に優れ、グッズ製作に適した硬質UVインク「LH-100」
耐擦過性、耐薬品性が高く、発色、色再現性に優れた硬質UVインク「LH-100」。スマートフォンケースやキーホルダーといった樹脂やプラスチックなどへのアプリケーション製作に最適です。
アクリル素材やガラスとの相性も良いため、室内看板やトロフィー作製など、幅広い用途でご好評いただいております。
密着性を向上させるインクジェットプライマー「PR-200」
密着性を向上させるインクジェットプライマー「PR-200」を搭載可能。カラーインクだけでは素材との密着が優れない場合、インクジェットプライマーを使用することで密着性を向上させることができます。インクジェットプリンタによって必要な部分にのみ塗布することで、手作業によるプライマー塗布で失われていた素材の質感を活かしつつプリントすることが可能です。PR-200は、樹脂系素材をはじめ、ガラスや金属、表面加工が施されている素材への密着性向上にもご活用いただけます。
特許番号 / 日本:第5817059号 米国:US9,132,685 B2
新たな付加価値を提案するクリアインク
高品質なクリアプリントをコントロールする「MCC(Mimaki Clear Control)」を搭載。プリント物に光沢感を持たせ、意匠性を高めるクリアインク。その有用性の半面、インク硬化前に作業場の埃が付着し、成果物を台無しにするといった問題がありました。MCCは、クリアインクの吐出と紫外線の照射を一度に行うことで、埃が付着する未硬化の時間を最小にし、埃の付着・気泡の発生を抑えた美しいグロス調のクリアを実現します。艶やかな光沢で高級感を醸す「グロス仕上げ」のほか、落ち着いた艶消し効果が得られる「マット仕上げ」、また部分的に複数回重ねてプリントする「厚盛りプリント」を活用すれば、繊細なテクスチャ表現や、食品のみずみずしさやシズル感の演出など、平面でのグラフィック表現を飛び越えた高付加価値プリントが可能になります。
クリアプリントイメージ
129種類のテクスチャライブラリを用意
当社RIPソフト「RasterLink」をインストールすると、Adobe Illustratorでスウォッチとして使用可能な129種類のテクスチャパターンが搭載された「ARTISTA UV Texture Library」がコンピューターに登録されます。基本的な「BASIC」パターンをはじめ、花柄や記号を用いた「ARTISTIC」パターン、視覚効果をプラスする「MODERN」パターンといった豊富なテクスチャを用意しております。
クリアインクを用いてテクスチャをプリントすることで、さらに意匠性の高いプリントが実現します。
ARTISTA UV Texture Library テクスチャリスト
【ARTISTA UV Texture Library】(全129種類)
*BASIC(44種類)…基本的なパターン
*ARTISTIC(45種類)…花柄や記号を用いたデザイン効果を加えるパターン
*MODERN(40種類)…視覚効果を加えるパターン
プリントの美しさを確実にするMIMAKIの画質コントロール技術
MFD2(Mimaki Fine Diffusion 2)に対応し画質をUP
画質向上としてMFD2(Mimaki Fine Diffusion 2)に対応。ドットの配置位置をコントロールして粒状感を低減し、意図しないノイズや色ムラの発生を抑え、美しいプリントを可能にします。
特許番号 / 日本:第5230816号
ワンランクアップした色表現を身につけた「Mimaki Expand Color」
当社純正のRIPソフトに搭載されている入力プロファイル「Mimaki Expand Color」により、鮮やかなベタ、明るい人肌表現など、ワンランクアップした色表現が可能になります。明るいところは明るく、暗いところは暗く、メリハリのある魅力的な色再現力が見る人を惹きつけ、プリントした商品の付加価値を高めます。
「Mimaki Expand Color」の効果イメージ
バンディングや色ムラを抑える「MAPS4(Mimaki Advanced Pass System4)」
通常、パスの境界は直線になるため少しのズレにより、横シマが出るバンディング(横縞)や、色ムラの原因になります。MAPS4により、パスの境界線をグラデーション調にプリントすることで、バンディングや色ムラ、光沢縞の発生を軽減し、滑らかなプリントを実現。メディア種・インク種・解像度などのプリント条件に合わせて自動で最適なグラデーションパターンを選択し、プリントします。
MAPS4使用イメージ
■MAPS4あり
パスの境界を拡散させるのでバンディングや色ムラを軽減して美しい画質を実現。
■MAPS4なし
パスの境界線でバンディングが発生。横スジや色ムラが入るため著しく画質を損なう。
滑らかで高画質なプリントを実現する「波形コントロール」「バリアブルドット」
色ごとに比重・粘度の異なるインクをプリントヘッドから吐出する際に、ヘッドの駆動波形をコントロールすることで、インクドットを真円に近い状態でまっすぐに飛ばし、ドット間の重なりを少なくする「波形コントロール」機能。さらにその高い着弾精度技術を応用し、インクドットを最小5pl、最大22pl(※)の3種類の異なる大きさで打ち分ける「バリアブルドット」機能を搭載。粒状感を軽減した高精度で高画質なプリントを実現します。
※ホワイト高濃度モードの場合は最大27plとなります。
ノズルトラブルを防ぐ安心稼働技術
自動でノズル抜けを検出、クリーニングする
『NCU(Nozzle Check Unit)』
ノズルの状態をセンサーが自動で検知します。ノズル抜けを発見した場合は自動でクリーニングを実行しノズル抜けの解消を行います(図3)。ノズルの状態を確認するタイミングは作図データごと、時間単位で設定が可能。連続プリント時のノズル抜け発生以降のプリント物をすべて無駄にすることを未然に防ぎます。
※NCUはUJF-6042MkII eは標準搭載。UJF-3042MkII eはオプションとなります。
生産性を維持するための
『NRS(Nozzle Recovery System)』
クリーニングしても改善されないノズルトラブルはサービスマンによる修理が必要になり、それが終わるまではプリンタを停止する必要がありました。『NRS』は『NCU』が発見し、クリーニングでも改善できなかったノズル抜けを別のノズルで代替してプリントします。サービスマンによる修理を待つ必要なく生産を再開できます(※)。
※プリントモードによってNRSを使用できない場合があります。
図3:NCU検出イメージ
※画像をクリックすると拡大表示します。
ダウンタイムを低減するメンテナンス機能「MCT (Mimaki Circulation Technology)」
経路内およびタンク内にインク循環機構「MCT」を搭載。ホワイトインクを定期的に循環させ、インク顔料の沈降によるノズルトラブルを防ぎ、安定したプリントを実現します。
つながるデジタルプリンティング
「MDL(Mimaki Device Language)コマンド」に対応し、プリント工程の自動化を実現
お客様の生産システムや周辺機器が当社のプリンタを制御出来るようにするコマンドを提供しております。これを使用することでメディアをセットするテーブルの位置や高さ、プリント開始などのプリンタの動作を制御できます。また、プリンタのインク残量やエラー情報等も取得できます。
「MDLコマンド」については、当社から提供する技術情報(SDK)を使用してソフトウェアを開発していただくことで、お客様に最適なシステムの構築が可能になり、自動化・省力化へ貢献します。